結局、割り切った。契約は更新して、そのまま仕事を継続する事にした。なんとかなるだろう。そうおも、、、思いたい。
割り切れない間にAmazonプライムで何本か映画を見たのだが、よりによってどん底に凹んでいた時に見てしまったのが「マンチェスター・バイ・ザ・シー」だった。
見事な“Abandoned puppy face” である。
この手の顔に弱いのは自覚しているが、ちょっと卑怯なくらいお見事。
途中で見るのを止めたいくらいだった。ケイシー・アフレックってこんなに上手い人だったっけ? そこはかとなく全身から溢れ出す絶望感が痛々しく、凹んでる時に見るもんじゃない感が半端なかった。
何があったからそれほど絶望してるのか分かった時の居た堪れなさ。誰にでもあるほんのちょっとの不用心さで、誰もを不幸にする責任。犯した罪の重さで踏み潰され背負いきれない罪悪感を抱えながら、刑事罰には問われないという優しさが残酷だ。刑事罰を全うする事もできない。物理的には一切何も償えない。
重かった。本当に重かった。こっちが死にたくなるわというくらい重かった。だが、最後にほんの少し、希望を持たせてくれた。このまま終わっていたらトラウマになりそうだった。
余りにも辛かったので、もうちょっと救われる話が見たくなった。
「ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール」がAmazonプライムにあるなんて!
はいはい、見ましたとも。これもなかなかに重たいお話ではありますが。ただエミリー・ブラウニングのちょっと天使が入ってるキリキリと切ないあの歌声。永遠のロリータだなぁ、彼女は。サントラを持っていなかったので、サクッとダウンロードした。
ああああ、グラスゴーにまた行きたい!