ないまぜ日記

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ロシア版シャーロック・ホームズ

旧ソ連で製作されたシャーロック・ホームズは東ベルリンで放送されたものを西ベルリンで録画され、西側へ広まったそうです。しかしこれまで見る機会に恵まれませんでした。ところがどっこい。日本でDVDが発売されていたとは知らなかったなぁ。お高い買い物だったのですが、どうしても見たくて4月に日本へ帰国した際に買っておりました。ピーター・ファースばかりを優先して後回しにしていたのですが、これを一等先に見るべきだった!

SHERLOCK」の産みの親、スティーヴン・モファットとマーク・ゲイティスもロシア版のファンだそうですから、是非とも見たかったのですが、うーん。英国版をもっと早く買っておけば良かったなー。日本語字幕が、日本語としてもちょっと微妙な感じだったり、意味は通じるけれどもう少し違う言い回しの方が良いのでは?と疑問符が付いてしまう所がありまして・・・。これならば英語字幕があれば良かったと日本版の高いDVDを買ってしまった事をちょっと後悔してしまった。英国版を早く買えば良かったなぁ。

いやはや。見事です。完成度が高い。原作に忠実なホームズとワトソンの関係が描かれていて、ホームズの母国イギリスで評価が高いのも納得の出来映えです。なんと、ロンドンのシャーロック・ホームズ博物館でこのドラマのテーマ曲が流れているそうな(笑)。陽の沈まぬ大英帝国華々しきビクトリア時代格調高いテーマ曲なのです。このテーマ曲が頭から離れず困っています。気が付くと鼻歌で出る。

TVドラマとして製作されたそうですが、ビデオ撮影ではなくてフィルム撮影なので安っぽくない。オープニング・クレジットも古典的なものですがとても気が効いていて、尚且つ手作り感満載で素敵なんですよねー。これだけ見ても、あ、これ面白いはず!と期待が膨らみました。とにかく脚本が良い。変な小細工なしで原作に忠実です。ホームズの短編の中でも最も好きな「まだらの紐」が描かれているので嬉しくなりました。

ホームズを演じるワシーリー・リヴァーノフはホームズにしては背が足りないのですが、少々エキセントリックなホームズを見事に演じてます。ジェレミー・ブレットはもしかしたらリヴァーノフのホームズに影響を受けたのかもしれないと感じたくらいです。でもやっぱりもすこし背が欲しい。

なんか、とことん背丈に拘ってる・・・。

ワトソンを演じるヴィターリー・ソローミンはいかにもスラブ的な面立ちの二枚目です。原作でもワトソンは女性にモテるのでこれくらい二枚目で丁度良い。マーティン・フリーマンのワトソンも可愛い顔してババンバンで女にモテる感じですしね。

一番驚いたのはヘンリー・バスカヴィルを演じているのがニキータ・ミハルコフだという事です。若くて分かんなかった(笑)。何しろ血気盛んだし。驚いたなー。マルチェロ・マストロヤンニ主演でミハルコフが監督した「黒い瞳」はその昔、ミニシアターに見に行ってパンフレットを買いました。人生は残酷なものだと遣る瀬なく物思いに沈んだ事を今でも思い出します。

良いもの見た!