モンティ・パイソンの生き残りメンバー全員、じゃなくてエリック・アイドルは不参加みたいですけれども、映画を製作する噂があったのをまるで知りませんでした。で、このパイソンの新作にベネディクト・カンバーバッチが出演するという話です。
脚本と監督はテリー・ジョーンズだそうで、パイソンの映画というよりはテリーJが久しぶりに馬鹿馬鹿しい映画を撮ってついでにお金も儲けたいと思ったのかもしれません。エリック・アイドルが「スパマ・ロット」を作ったみたいに(笑)。パイソンはお金になるのだ! テリー・ギリアムも自分の映画の企画を進める為にはお金がいるしねー。
それにしても、なんなんですか。イギリス発信の話題作には必ずベネちゃんの名前が連なっているのでしょうか。アラン・チューリングを演じるとかさー。なんなんだよ、この男は。まさしく時の人ですな。時代が呼ぶ人っていうのはいるものです。
ベネちゃんはモンティ・パイソン映画でいつも主役だった故グレアム・チャップマンの代わりなのでしょうか。ベネちゃんはハーロー出身のくせにオックスブリッジに敢えて進まずマンチェスター大学に進学するような変わり者です。一方でグレアムはオックスフォードのエマニュエル・コレッジを卒業後、セント・バーツで医者の卵として勉強しながらコメディの舞台に出演する二足の草鞋を履いていた男です。しかもゲイ。カミング・アウトのパーティーに昔の婚約者も呼んで泣かせた野郎です。泣くだろー、普通(笑)。ベネちゃんとグレアムのセント・バーツという共通項も面白い。それでもグレアムの代わりならベネちゃんにはもすこし背が欲しい。
金もいらなきゃ女もいらぬー。
あたしゃもすこし背が欲しい。
べべべんべんべん。
昔は初笑いショーで玉川カルテットを見ないと正月が来ない気がしたっけなー。