成田からドバイへの機内で鑑賞。英語字幕もなしに見たので話にすっかり置いて行かれました。見ようと思っていたのに爆睡してしまい気が付いたのは機内の照明が点いた時でした。げ、着陸まであと2時間しかないってこと? しかも朝食も出るし落ち着いて見られない・・・。ということで最後まで見られませんでした。1時間くらい経って、ふとある考えが浮かびました。
ピーター・ファース + 凶暴性 = レイ・ウィンストン
気が付いてしまいました。要するに捨てられた子犬系の目をした中年太りのおっさんが好きだという事になるのでしょうか。レイ・ウィンストン系は昔から脈々と受け継がれていると思います。ボブ・ホスキンスとか。むさ苦しい中年太りのおっさんなのに、そこはかとなく色気があり、女にモテる系。
「The Long Good Friday 」のボブ・ホスキンスはヘレン・ミレン。
「Sexy Beast」のレイ・ウィンストンはアマンダ・レッドマン。
うーむ。すごい。モテる男はすごい女に惚れられるんですよ。男前な女に惚れられるのです。
「The Sweeney」のレイはヘイリー・アトウェルに惚れられます。このヘイリーも男前な女です。ヘイリーはスティーヴン・マッキントッシュの嫁という設定ですが、レイと不倫中。こんなに解り易い設定で良かったんでしょうか。ここまで対照的な二人を配役する必要があったのかと思える程です。
アマチュア・ボクサーとして鳴らしたレイです。本気で腕っ節が強い。なのに女に言い寄る時の甘えた顔はどうしたことか。なんだ、あの可愛さは(笑)。あの可愛さを堪能できたので満足。