ないまぜ日記

映画、海外ドラマ、音楽、その他諸々、ないまぜ日記

Spooks(MI-5)/Series10,ep1

Spooks/S10が今日から始まってしまいます。仕方ないので見直します。何が仕方ないんだ(苦笑)。一度見た切り1年近くもDVDを封印していたのか・・・。そこまで引きずるって我ながらしつこい。

S10がどういう風に始まるのかかなり期待していました。S6ではアダムとロズが朝陽を浴びてベッドでまどろむなんていうシーンからスタートしてましたから。S5とS6の間に、いつの間にやら二人が懇ろになっていたというわけです。ま、ハリーとルースにそれは無理だと思ってましたが、もうちょっと何か進展があっても罰は当たらねーぞ、脚本家! 相変わらず視線だけで会話できる仲良しのハリーとルースですが別の意味でも仲良しにさせてやってくれても良いだろうよ。ピーターがS9のインタビューでS10ではハリーとルースがついに結ばれるかもしれないから乞うご期待などと言ってましたけどねぇ。あんな事言われたんで余計に期待したのだった。

ハリーが国家機密を取引に使った事をMI5で血祭りに挙げられます。が、タワーズ内相からの電話1本であっさり執行猶予付き釈放。これには裏がある訳ですけども。この裏が問題なのです。本当の黒幕は誰なのか。いやーねー。本当の黒幕が分かった時はびっくりしました。結局、ハリー・ピアースという史上稀に見る優秀なスパイがまんまと数十年も騙されていたのです。しかも、そりゃないぜ、というような汚いやり方で。内相とハリーは狸おやぢ2匹で丁々発止のやり取りです。二人の会話は皮肉が効いてていつも面白い。そしてタワーズ内相、事もあろうにハリーからルースを取り上げようとするのです。内相のブレインとしてルースを取り込もうと画策します。しかしハリーはある意味ずるい。ルースのような優秀な人材を独り占めしているのだから。ルースだけは自分を裏切らないと、危ない事でも汚い事でもルースならやってくれると高をくくっている。

ハリーとは旧知の仲であるCIAのジム・コーヴァーとパブで再会するシーンは非常に緊張感があります。元気そうだな!と声を掛けられ「若い嫁をもらったおかげだよ。彼女はまだ39歳だからな。」とコーヴァーが答える時のハリーの表情が切なさMAX。そしてコーヴァーと別れる時に、彼女は41歳だろ、と間違いをわざわざ指摘します。なぜ年にこんなに拘るのか。そんなのルースが41歳だからに決まっているでしょうよ!!!!!!!!! もし自分がルースと結婚していたらコーヴァーみたいに若返って見えたのかもしれないなという痛烈な思いがあるわけです。あああああああ、もおおおおおおおおお。頭を掻き毟りたい衝動に駆られるのをどう押さえたら良いのやら。

KGBの腕利きだったイリヤ・ガヴリック、その妻のエレーナと接触する為にロシアのレセプションに出席するハリーとルースにはニヤけました。そもそも、そのレセプションへルースに一緒に行ってくれと頼むところからして切ない。ハリーは「すまない。とても完璧な外出とは言えないが・・・。」と遠慮がちに頼みます。でも内心ルースと夜に外出するなんて心浮き浮きのはずです。するとルースは「もっと酷いのもあったわよね。」と照れたように微笑みます。ルースはたった一度切りのデートの事を言ってるのです。恥ずかしいから夢見るような素敵なデートを酷いデートだったと嘯くのです。ルースは自分の冗談に微笑みますがハリーは笑えない。笑えないどころか殆ど泣きそう。私が代わりに泣いてやる。

パーティの会場を見渡して豪華な調度品に着飾った女性達を見てルースが「まー、グラマラスだこと。」と皮肉混じりに言うとハリーは「私たちに相応しいだろ。」とにんまり。腕を組んでるよ。ハリーとルースが腕を組んでるよ。これくらいで嬉しくて泣けてくるなんて、どれだけお預け食らってる犬みたいなんだ、わたしは・・・。

ハリーはエレーナとの関係をルースにすっかり見破られてると気付いて正直に告白します。

彼女はただの情報源じゃなかった。愛人でもあったんだ。

しかもサーシャはハリーの息子なんだとさ、あーこりゃこりゃ。
← ルースに浮気がバレて、こりゃーどやされるなとびくびくしてるハリー(笑)。

ピーター・ファースはこのS10を6幕物のギリシャ悲劇だと表現していました。ギリシャ悲劇にありがちな親子の愛憎劇というわけなのでしょう。確かにそうなんですが、ちょっと昼メロ系になってきてると言えなくもない。もうちょっとー、そんな展開にするのやめて欲しいんだけど・・・。ただ、役者の演技が素晴らしいので陳腐にならないという感じ。脚本が書かれた段階でこれが最後のシリーズになる事を想定しているのだと思います。そのせいか、ハリーのスパイ人生における教訓めいた言葉があちこちに見受けられる。