ないまぜ日記

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ダークナイト ライジング

ドバイへ戻る機内で見ましたが日本語字幕がなくて吹替えでした。それが悪かったのだろうか。最後まで見るのが苦痛で仕方なかったなぁ・・・。

バットマン」シリーズは特に好きという程ではないのですが、ティム・バートンが監督した「リターンズ」は大好きです。ミシェル・ファイファーのキャット・ウーマン最高だし。今作のキャット・ウーマンを演じたアン・ハサウェイも健闘してました。キャラクターとしては一番良く練られてると思います。ただアクションが・・・、相手が殴られるのを待ってくれてる感が強くて切れが悪いのです・・・。

見終わるまでこの長い長い映画が苦痛でした。うーん。役者は素晴らしい面子が揃っているんですけどねー。クリスチャン・ベールをあまり好きじゃないのがいけないのか。ゲーリー・オールドマンは相変わらず良いですし、マシュー・モディンのへなちょこ振りも良い感じですし、マイケル・ケインは出て来るだけで満足ですから。リアム・ニーソンまで出てきちゃうしさ。主役はどう見てもジョン(ジョゼフ・ゴードン・レヴィット)なの?と感じました。次のバットマンなんだーと勝手に決めていたら、ロビンだったの・・・。あら、そうなの。トム・ハーディが演じたベインは途中まで良かったのに、なぜあんなことするのか分かった途端にがっくり。非情な男が突然、瞳に優しさを醸し出すトムの演技力は素晴らしかったですけども、そんな安易な展開なのかよ!と苦笑いしてしまいました。

アメコミなんで幼稚で良いんです。ティム・バートンは幼稚な事やってるのを百も承知でやってました。でも「ダークナイト ライジング」は絶望の縁を描きたかったように見える。キャラクターが揃いも揃って苦悩しちゃうのですよ。ただそれは底が浅くて幼稚に感じたのでした。悪い奴にも道理があるのだと描けば物語に深みが出せるというわけではないでしょうに。なぜ悪に手を染めたのか、その動機もなんだか納得いかない。あれだけ大それた事をやろうとする動機があれですか。動機に説得力が無くて興醒めしてしまった。子供が背伸びして大人ぶってるようにしか見えなかったんですがねぇ。クリトファー・ノーラン作品は「プレステージ」も「インセプション」も意味深なシーンが多くて深みがあるように見えて、どうしても薄っぺらい感じがしてしまうのだった・・・。そもそも物語に深みを持たせるつもりがなかったのかなぁ。アメコミだし。

ノーラン監督は「The Fall/落下の王国」に登場した階段井戸にロケハンしたらしいので楽しみにしていたのです。ベインが閉じ込められていた奈落?だったっけ、あのセットにちらりと階段井戸らしい部分がありました。そういえば奈落を上り詰めるとそこはインドな景色でしたなぁ。あれはジョードプルだったのか?

長くて長くてしんどいなーと思っていたら、中性子爆弾が向こうの方で気軽にボンっと爆発するので脱力しました。
核爆発ってあんなに甘くないですから。
沖合で爆発したからゴッサムシティは助かっただって。

それ本気で言ってる?
核融合炉が突然、中性子爆弾になることはないし。
だいたいあんなに小さいわけない。
メルトダウンが何日後にきっちり起こるわけがない。
中性子爆弾だったら放射線が出まくりますから。

ハリウッド映画だからリアルを求めなくて良いのでしょうが、シカゴがモデルと思っていたゴッサムシティはいつからニューヨークになったの?そんなところ、突っ込んだら駄目なのです。ハリウッド映画だから!でもこれを見て、中性子爆弾ってちょっと離れたら爆発しても平気なんだ〜♪と本気で考える人が続出するのでは? そんな風に安易に考える人がいないとは限らない。それが一番怖い。つか、米軍が中性子爆弾を軽く考えてるのが一番まずいよなぁ・・・。