ないまぜ日記

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推理作家ポー 最期の5日間

【ネタバレ警報】
ジョン・キューザックエドガー・アラン・ポーです。あんな健康的にメタボになってきたジョンが困窮したポーを演じるのか? でもポスターを見るとポーに見えて来るから不思議。

原題は「The Raven」です。ポーの代表作の大鴉。色んなシーンで鴉が登場します。エンディングロールも鴉の羽をモチーフに使われています。ホラー映画を期待していた人もいるみたいで、もしそうだったらがっかりするでしょう。ただ、かなりグロいシーンもあるので苦手な人は目を覆いたくなるかもしれません。

邦題に最期と付いているのでポーが死んでしまうのを最初からバラしてるなぁ。史実とフィクションを織り交ぜて、ということになっていたんですが、史実はあんまり出て来なかったというか。犯人も割とあっさりと分かりますし。犯人はポーの信奉者で殺人を再現してるわけですから、絞られてしまいます。

ポーが酒を飲ませろと絡むパブの主人がブレンダン・コイルだし。知らなかったよーーー、ブレンダンが出てるなんてー。ポーが結婚したがる娘の父親がブレンダン・グリーソンだってーー。もうちょっとー、なにこのキャスティング。主役のジョンも当然好きなので映画館へ見に行ったのですが、脇役が美味し過ぎるぞ、この映画。あ、それとルーク・エヴァンスが役立たずのインスペクターでした。ただ男前なだけのインスペクター。印刷工のアイヴァンがサム・ヘイゼルダインだし、編集長がケヴィン・マクナリーだし、犯人はこの二人のどちらかしかない(笑)。

ポーが亡くなった時、意識が朦朧として意思疎通ができず、おまけに別人の服を着ていた事がどういう風に描かれるのか興味がありました。意識が朦朧としていた事は毒を飲まされた事に生かされていましたが、他人の服を着ていた事が何も使われてなかった。これにはかなりがっかりです。レイノルズという名前を執拗に呼んだ事がこの映画の出発点らしいので、そこはきちんと描かれています。マクベスが上演されている舞台裏で犯人を追い掛け、警視やポーが言う代わりに舞台の役者が"Show yourself!"と代弁してくれるところなどニヤニヤしまくりー。

ポーは13歳の従姉妹と結婚する時、彼女の年齢を21歳と偽ってまで結婚してるロリコンですから、映画でも年の離れたエミリーにべた惚れと言う事になっていました。でもさすがに13歳では違法ですから! 詩人には恋愛体質の人が多いと思いますがポーもまたしかりですなぁ。