ないまぜ日記

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The Lost Room

珍しくメリケンドラマです。スーパー!ドラマTVで放送されたのを見ていましたが再見。やはり面白いです。最近は殆どエゲレスものばかり見ているせいかメリケン英語を聞き続けるとなんだか変な感じがする。メリケンドラマでも一番好きなキャラはスコットランド人のユアン・ブレムナーが演じたハロルド(←)だった。どこまでエゲレスにカブレてるのか(笑)。

主演のジョー・ミラーを演じるピーター・クラウザはこのドラマで初めて見ました。娘役のアナを演じるエル・ファニングが巧いです。子供のくせに小賢しい演技をする子役は気味が悪くて嫌いですが、ファニング姉妹には不思議と拒否反応が出ません。姉妹揃って可愛い上に演技まで巧いって本当に貴重でしょう。奇跡的に道を踏み外さず健全に成長しているようなので安心しました。ピーターと親子を演じている訳ですが、撮影中実際に親子みたいに打ち解けていたのかなと思わせる自然なエルの表情は実に微笑ましいです。微笑ましいのですが、なんだか妙にアンニュイな魅力のある子供です。こういう魅力的な子供は公共の目に晒さない方が賢明なのではないか。ヤバい病気の人がこれ見たらいたずらに刺激されて、病気を助長させる気がするから(汗)。

モーテルの10号室が一体どうして現れたのか、結局最後まで分かりません。視聴率が良くてスポンサーが付けば次のシリーズが製作されたのかもしれませんが、結局そのまま。謎のままで終わった方が面白かったかもしれませんが、もうちょっと10号室の事が分かるとすっきりしたのですけれどね。

オブジェクトの使い方は気が利いていて思わずそうくるか!と言いたくなるような使い方で意外性に富んでいます。鍵というのが文字通り扉を開ける鍵であり、あらゆる事の鍵、中心に位置している。言葉遊びとしても面白いものがありました。設定としてはドラえもんみたいですが、オブジェクトの使い方や役者の演技の良さで安っぽくならなかったと思う。ユアン・ブレムナー、ピーター・ジェイコブソン、ケヴィン・ポラック、ロジャー・バートの四人は胡散臭くて人間臭くて実に達者な演技を披露してくれます。ウォリー(ジェイコブソン)がジョーを呼び止めるシーン"Hey, Joe!"にニヤリとしました。あ、ジミ・ヘンドリックスですか?

ジェニファー役のジュリアナ・マルグリーズも素敵です。いつもより余計に回してます的にマスカラ全開。ひとつ難があるとすれば、ジョーとジェニファーが恋に落ちる必要ないでしょうに。このドラマにロマンスは必要ないというか、余計なものだとしか思えん。二人が突然ねんごろになっちゃって突拍子もなくて唐突にしか見えないので説得力がなかったんですけど・・・。

オブジェクトを持っている人物がそれを取り上げられようとすると、皆決まってこう言います。

It's all I have. それが私の全て。

指輪所持者(Ring-bearer)ならぬオブジェクト所持者(Object-bearer)というわけですな。