ないまぜ日記

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パリッ子

その昔、ロンドンの地下鉄でジャック・タチのようなおぢさんにフランス語で道を聞かれて往生したことがありました。通勤ラッシュの時間だったので周りはスーツ姿のイギリス人が大量にいたにも関わらず、そのおぢさんはなぜか謎の東洋人の私に道を聞いてきた。英語で頼む!と言っても「のーん、あんぐれー」しか言わねーという困った状況に遭遇したのです。

周りはイギリス人だらけなのに、あえて東洋人の私がフランス語で話しかけられるくらいなんだから、きっとフランスへ行ったら英語が分かってもフランス語でしか答えてくれないのではないか?という懸念がありました。しかしそれは昔の事でした。世界各国から観光客がやってくるわけで、パリではどこでも英語が通じました。ある意味がっかり(笑)。でもフランス語訛りの英語というのもかなり聞き取りにくいもので、フランス語かと思ったら英語だったり、なかなか面白かったです。モン・サン・ミシェル日帰りバスツアーの集合場所近くのカフェは余程日本人が大量に押しかけるのでしょう。ウェイトレスのおばちゃんに「トイレ何処?」と英語で聞いたら日本語で「チーカー(地下)!」と答えてくれました。何も言わずに日本語のメニューをくれるし、本当に日本人が良く来るんですね。

それでも、路地の奥の小さなカフェではメニューもフランス語でしか書いてありません。どのカフェでも「かふぇ・くれーむ、しるぶぷれ!」で押し通した感じでした。逆に「せこんびあん?」と言うとフランス語が話せるのかと思われて往生したので、英語で言った方が相手も分かり易いとも思いました。下手なフランス語だとまるで通じませんが、英語だと発音が悪くても意外と通じるのですよ。面白いです。

そういえば、ホテルのレセプションのおぢさんが、ちょっと渋くてカッコいいのでにやけました。誰かに似ていると思っていたら、ザンダー・バークレイでした。
写真撮ってくれば良かったなー。

それにしてもパリで道行く人たちがなんともいえず皆お洒落なのです。本当に驚くばかりです。観光客とパリッ子の区別がすぐつく(笑)。70代と思しき紳士淑女が腕を組んで歩いているのを見掛けたのですが、見るからにブルジョアで、二人とも寸分の隙もなくドレスアップしていました。それが全く不自然ではなく、その日が特別な日というわけでもなく日常的にお洒落しているんだというのが分かるだけに、益々感心しました。私はパリには住めないなー。それに引き換えロンドンでは汚い格好してても、毎日同じものを着ていても全然平気で非常に居心地が良いです。ドバイに至ってはこの世にファッション・センスというものが存在するのかさえ疑問に思える何でもありの状態ですから。

オート三輪もパリで走っているとお洒落です(笑)。Piaggio Apeというそうです。細い路地もこれならスイスイ。タクシーよりこっちの方が楽しくて良さそうです。