ないまぜ日記

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アメリの街角

パリを舞台にした映画はいくらでもありますが「アメリ」の様にパリ観光案内のような映画を見たお陰でパリに行ったら「アメリ」だなー、と思う瞬間がかなり多くて自分でも驚きました。
モン・マルトルの丘の麓に来るとそこにはメリーゴーラウンド。見上げるとサクレ・クール寺院です。まさにアメリの景色です。アメリが好きで来ている日本人の若い女性二人組を見掛けました。微笑ましいなーと思って見ているとミサンガ売りに周りを囲まれて押し売りに遭っていた・・・。可哀想に。すぐ近くにいた私にも勝手に腕に通そうとしてくる図々しいのがいました。鼻詰まりで飛行機に乗ったせいで耳の空気が抜けなくて音がこもってるし、頭が痛くて機嫌が悪いし、いらねーと言うのにしつこいし、結構な大きな声で"I said NO. GO AWAY!"と言うと押し売りが皆一斉に散らばって行った(大笑)。アメリ女子も助けられたので良かったです。モン・マルトルはあまり柄の良くないところみたいで、こういう押し売りが大勢います。

歩道から撮った排水溝です。何気にデザインされた格子が粋ですね。映画「アメリ」の字幕では排水溝とありますが通気口なのではないのか。字幕では排水溝と訳された言葉を「アメリ」のナレーターがなんと言っているのか、フランス語が分からないのでさっぱりです。ナポレオン三世時代に現在のパリが形作られて、それ以来殆ど変らない街並みのようですが、下水道のマンホールの蓋や街路樹の保護用の蓋も微妙にアールヌーボー的だったりしてお洒落です。
アメリ」に登場する街角の排水溝に住むというプロンプターが好きです。言いくるめてやりたくなる嫌な奴に言う為の気の利いた嫌味を教えてくれるなんて微妙に腹黒いこの発想が良いです。可愛げがあるようで実はないこの発想。「アメリ」が好きな女子がジャン=ピエール・ジュネの「デリカテッセン」を見てドン引きしたという話があるのも頷ける。ジュネは黒いのだ。ジュネが女子必見映画「アメリ」を撮ったとは俄かには信じられないほどなのです(笑)。

体調が最悪だったので頭が回らず、とにかく目的地に着く事だけを考えていたので、街並みをぼんやり眺めたりする余裕がまるでありませんでした。緻密で凝縮された観光をしたがる夫と一緒だと、のんびりとカフェで人間観察などする余裕もなく、焦って移動する事になるわけです・・・。

そんな脇目もふらず必死の移動中でも思わず二度見した光景がこちら←。
目の前を結構なスピードで走り抜けて行く車が一台!
目で追うと車幅とたいして変わらない道幅へと突進して行くので思わず立ち止まり後を追うと、こんなに細くて意外と長い路地でした。もうびっくり。あの細い路地で車が通行禁止ではない事にも、運転手のおぢさんが見事なハンドル捌きの持ち主という事にも驚くばかりでした。縦列駐車がそこらじゅうにあるパリの街中です。スマートがパリでバカ売れする理由が良く分かります。
そして残念なのはあちこちに落書きがあること。
折角の街並みが台無し。

あ、ここにも排水溝が(写真左下)。