ないまぜ日記

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Harry Brown

ハリーです。何が何でもハリーの話をしたいらしい(笑)。

ハリーと言ってもピーター・ファースのハリー・ピアースではなくマイケル・ケインのハリーです。サー・マイケルのハリーと言えば「ハリー・パーマー・シリーズ」ですが今回見た「Harry Brown/邦題:狼たちの処刑台」は全く無関係。日本ではビデオスルーだったせいか、またすごい邦題が付いてますけど・・・。ハリー・パーマーよりも「Get Carter/邦題:狙撃者」に近い感じです。非常にハードボイルドでした。ネイビーのコートを着ているところも連想させるのに一役買っています。

冒頭から非常に引き込まれる演出でした。寂しげな落ちぶれた老人としてサー・マイケルが登場します。小さなテーブルでイチゴジャムを塗ったトーストが2枚だけの朝食。テーブルにこぼれたパン屑を手できちんとかき集めて捨てる動作が慣れています。つましい独り暮らしが長いことがよく分かります。あらー、珍しい。こんな素直な年寄なんて、と思っていたら大間違いです(笑)。

サー・マイケル演じるハリー・ブラウンはロンドンの外れにある低所得者用集合住宅に住んでいます。この低所得者用集合住宅っていうのがえらい事になってます。無法地帯と化しています。そこに警察が介入することは殆どない。あるとしたら命懸け。そういうヤバい所に住んでいるハリーは一見普通の老人です。つましいながらも決して自棄にならず部屋はきちんと掃除され、身なりも小ざっぱりしているんです。でもその几帳面さが軍人みたいだなぁ、と思ったらやはりそうかい。若いだけで実力のない街のチンピラに襲われたくらいじゃ元海兵隊員で受勲された経歴を持つ元軍人のハリーがお茶の子さいさいで片付けてしまいます。息を詰めて面倒な事に背を向けて下を向いていたハリーが思い出した様に立ち上がる!

かっちょい〜〜〜。

→は「Get Carter」 金髪くるくるパーマでハードボイルドが似合う男なんか他にいない。しかもまだ全然ヨーダじゃありません。めちゃめちゃステキー。ハートマーク付けたいくらいです。気味悪いから止めるけど。

警察も頼りにならない無法地帯に一人で宣戦布告して戦争をおっぱじめるハリー。切っ掛けは色々あるんでしょうが、人間の後悔する構造っていうのはいつも決まっている。した事よりもしなかった事の後悔がより強烈。これに尽きる。

ハリーはこの後悔に付きまとわれるわけです。
そして立ち上がった。
だけどもう年なんで走ると息切れしちゃう・・・。
でもやっぱりヨーダになっても男前でした、サー・マイケル!

エミリー・モーティマーはいつも良いですねぇ。今回はハリーにただの年寄じゃない何かを感じ取る刑事役で登場します。そしてその上司の警視としてイアン・グレン登場。出たー。今度はなに??? 何を企んでるんだー(笑)。更にはリアム・カニンガムも出演してます。このふてぶてしい面構えが素敵です。ほんとに腕っぷしが強そうです。