ないまぜ日記

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Mirror Mirror

微力ながらターセムの次回作の資金集めに協力する為「Mirror Mirror」を見に行ってきました。
寄付です。
えぇ、全くもって寄付でした。
なんと中途半端な映画・・・。

映像はさすがにターセムです。息を呑むような美しい映像が満載。色彩も豊かで楽しい。女王(ジュリア・ロバーツ)の美容法が色々と胡散臭く気味悪く、ターセムらしい悪趣味(褒め言葉)な映像目白押しなシーンは女王を虐待しているようで猛烈楽しかった(笑)。

内容的には非常にメリケン風味です。昨今のハリウッド的と言いましょうか。女性が弱くて守られる立場だというのを打破したい、女性の権利を声高に唱える人権団体に受けの良さそうな感じです。女王はアメリカ南部訛りだし、王子は西海岸出身で〜趣味はサ〜フィ〜ンな感じだし。ディズニー映画が好きな女性とか子供には楽しめる作品ではないでしょうか。ジュリア・ロバーツの猫背な姿が折角の衣装を台無しにしてしまっている・・・。リリー・コリンズのゲジ眉が気になって気になって仕方なくてゲジ眉にしか目がいかなくて困る・・・。

ということで、私は・・・。ターセムの監督作でなければ恐らく見たことを後悔してしまうかもしれません(苦笑)。いや、まるで面白くなかったわけじゃないです。ネイサン・レインの終始ゴギブリ的な扱いを受けて悶絶するところなどは流石に芸達者で面白い。7人の小人のキャラクターが一人一人とても面白くて、ターセムはきっとこの7人の小人を撮影するのが一番面白かったんじゃないかと思います。

めでたしめでたし、で終わるところで突然ボリウッド・ムービーに早変わりするのは最初冗談かと思いました。プロデューサーは本気だったかもしれません。監督がインド人のターセムだからボリウッド風のミュージカルにしてくれない?みたいな事だったのか。はたまた、ターセムが金の為に引き受けた雇われ監督の立場で毒にも薬にもならない脚本に対して冗談のつもりでボリウッドにしちゃったのか。

あー、なんか私、罵詈雑言ですか? いや、なんていうか、これはもうひたすらにミスキャストが最大の悪因だと思われます。女王にまるで迫力無し。お姫さんに華がない。王子とかどうでも良い。王(ショーン・ビーン)が最後にちらりとしか出てこない。一番見たかったのは豆さんだったのに、たったこんだけかよ。

しかもここはドバイです。アラビア語の字幕しかないので台詞に全神経を集中して聞いていないとあっという間に話が分からなくなる。聞いてても何言ってんのか良く分かんない事が多いのに。大体、必ず何組かはアラブ人バカップルが携帯で電話したりいちゃいちゃしてずーっと喋ってたり、アバヤの団体の女性がベラベラ喋っていたりで、気が散って仕方ない。顔も見た事ない人と結婚するのがまだ全然普通に存在しているイスラム教の国ですよ。映画館のアラブ人バカップルはどういう状況なんでしょう。婚約したらデートして良いんでしょうか。映画見る気がないなら他所でやって欲しい。

映画もあまり楽しめず、毎度の事ながら煩いアラブ人バカップルにイラつき楽しめなかった私ですが、エンドクレジットで全て帳消しになるくらい嬉しかった。

In loving memory of Eiko Ishioka.