ないまぜ日記

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Spooks(MI-5)/S9-ep3

冷戦時代の価値観をそのまま持ち続けているハリーはFSBのオフィサーと握手もしない(笑)。ハリーは気難しくないといけません。頑固一徹。しかし、なぜ架空の国にしたんでしょう。アザクスタンなんてカザフスタンアフガニスタンと混ぜちゃってる。中国なんかはズバリそのままなのに、中央アジアはキナ臭過ぎてBBCの検閲でも入ったんでしょうか。

ところで、このS9から登場するタワーズ内相を演じているサイモン・ラッセル・ビールが巧いです。ハリーとの関係が非常に面白い。ロシアに関する助言をハリーを通さずにルースに直接もらったことでハリー激怒。俺のルースにちょっかい出すなとでも思ってんでしょうかね。仕事だろ、仕事。ルースが他の男と話すだけでこれですから、なんとも分かりやすいです。しかも、ルースに嫌味言って八つ当たりですし。アイベックを逃がしたハリーの判断にルースが異を唱えて「俺の判断にケチつけんのか?」と憤るわけですが、これって、なんていうか、つまるところ、袖にした女に嫌がらせって感じ?

ルースはカービー博士を説得する為に「あなたには、時には人を欺いてでもやり遂げる必要があるでしょう?」とハリーに進言します。この時のハリーの表情がなんとも言えない。ルースがこれを言ったから渋々カービー博士を騙してサンプルの在り処を引き出すわけです。カービー博士が非常に高潔な人柄だということをハリーは分かった上でこれをやらなきゃいけないのが辛い。

なんとか生物兵器はロシアの手には渡らずで一件落着ですが、ロシア大使にも内相にも編集しまくりのビデオで大嘘付いてしらばっくれるハリーが良い。内相もそれが分かると、出てけ!と吐き捨てる。知らなかったことにしたいよ、そんなことは(笑)。

カービー博士に嘘を付いていたことを謝り、真実を告げるハリーにルースは「もし博士がこの事をリークしたら破滅よ。」と言います。ルースはカービー博士の事を信じ切れていないわけで、もし事実を公表されたらハリーが破滅することを危惧しています。しかしハリーはカービー博士に自分を重ねてこう言うわけです。

Sometimes you have to give a man a chance Ruth, to show you who he really is.
(なんちゃって翻訳:ときには、ルース、君は男に機会を与えなきゃいけない。その男の真実の姿を証明する為に。)

あー、切ないよ、ハリー。切なさMAX。
このシーンはロンドンのウェストミンスター・ブリッジの階段を下りてすぐなので、もしロンドンへいらっしゃる時は是非きょろきょろしてみてください。あー、ここよ、ここ!と感動できると思います(笑)。

ルースは今生の別れ(再会したけどね)でも愛していると言わせてくれなかったわけで、ハリーは自分がどんなにルースを愛しているか証明したいわけです。でも上手くいかない。そんでもって、この愛を証明する仕方がハリーらしいんですが、それはep8でのお楽しみ。