ないまぜ日記

映画、海外ドラマ、音楽、その他諸々、ないまぜ日記

グラディエーター

スターチャンネルで「グラディエーター」を放送してるのでつい見始めてしまいました。

リドリー・スコット監督はこの頃、ハリウッドに魂を売ったのかな(笑)。女優に手厳しい私としては、ルッシラを演じたコニー・ニールセンが残念で仕方ない。彼女のシーンはもっとカットしたほうが良かったと思う。退屈なんですよ、彼女のシーンが・・・。

いやいや、ハリウッド超大作らしい娯楽作品でなかなか面白いのでガタガタ言うのはやめます。

凍りつくような荒れた土地には際立つ暖かい色の羽を持つ小鳥が飛び立つのを見詰めるラッセル・クロウが良いですねぇ。美しいものを見た時の柔らかい表情から一転、軍人の顔へ変わる瞬間が好きです。

公開当事、映画館で見た時にグラディエーターになったラッセル・クロウが皇帝に向かって名乗りを上げるシーンが可笑しくて仕方ありませんでした。マキシマス・ディシマス・メリディアスとラッセルが言うとひょっこり「ビッガス・ディッカス」を思い出してしまった。
あー、もう、モンティ・パイソンって必要のないところで可笑しさを発生させるので罪深いなぁ。「ライフ・オブ・ブライアン」でグレアム・チャップマンが演じるローマの軍人の名前です。ま、そーいう事は置いといて。

この映画って結局は音楽に非常に助けられてると思うんです。ハンス・ジマーのあの心臓バクバクしちゃう高揚感が素晴らしかった。もし音楽があんなに良くなかったら、きっと平凡な映画になっちゃってたと思います。映画館で見た時は心臓バクバクして興奮して見終わりましたが、後で改めて見直した時は「あれ? けっこう平凡な出来だったのね(笑)。」と思ってしまいました。銀幕で体全体を音に包まれて見るのと、TVの画面とTVのスピーカーの音で見るのとではこんなにも違うのかと言う見本みたいな映画でした。やっぱり映画は銀幕で見ないといけないなぁ。

役者が良かったのも面白い映画になった大きな理由でしょう。マキシマスの部下だったクィンタスを演じてるトーマス・アラーナが好きだわぁぁぁぁ。あの馬面、キース・キャラダインにちょっと似てて。オリバー・リードにリチャード・ハリスの二人はマキシマスの父代わりみたいに見守ってるようで素晴らしかった。二人とも気難しくて偏屈だけど筋の通ってる男ならではの優しさがありましたね。良い役者だったのに、二人とも死んじゃったなぁ。ホアキン・フェニックスは気味悪くて良かった。兄ちゃんのリバーとは全然違って、こんなに倒錯した人物が似合う人だったんですね。そしてデレク・ジャコビ! 相変わらずそつがない。