ないまぜ日記

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お上から施し

先週某日、お上から二件の施しがあった。

 

ひとつは例のすったもんだした特別定額給付金、もうひとつは厚生労働省から雇用保険の追加給付金である。

 

私の居住区は5月11日から特別定額給付金のオンライン申請が始まった。その前の週にマイナンバーカードのシステムがダウンするとかしたとか、ニュースで見ていた。ただ事前にマイナポータルというアプリもインストールしログインできていた。5月11日にオンライン申請できないなら郵送にしようと始めてみると、意外にもあっさりと申請できた。

 

申請した翌日に「【ぴったりサービス】 電子申請データ受領のご連絡」という怪しげなタイトルで、手続きが受付けられた旨の自動配信メールが届いた。それから3週間ほど経ち、区から特別定額給付金の支給が決定しましたという書面と郵送での申請用書類が同時に届いた。オンライン申請をしても郵送用の書類は届くのだ。こんな事だから二重も申請したくなるだろうよ。つかオンライン申請したのに、給付額を決定したよと郵送で書類を送ってくるのは無駄じゃないか? それこそメールでお知らせしてくれよ。なんの為のオンライン申請か? 住民基本台帳のシステムとマイナンバーカードのシステムがまるっきり連携できないというのも考えられない。

 

私の場合、仕事はテレワークになり、連休前は時間に追われてテレワークで土曜や祝日出勤という有り得ない状況で、5月後半に振り込まれた4月分の給料はいつもよりかなり多かった。さすがに5月は祝日が多く振込金額は減る。にしても、給料は支払われる。特別定額給付金をもらうのはありがたいが、お金にはまだ困っていない。この先、どんどん不景気になっていくのは目に見えている。いま仕事を失えば再来月の給料はなくなる。その時に10万円では家賃と光熱費を払えば消える金額だ。

 

コロナ禍の死亡者数は罹患者の死者だけではなく状況を悲観した自殺者も含めると、とんでもない事になるかもしれない。PCR検査数が少ないと実際の罹患者数など推測すら不可能だ。

 

今年の1月だったか、厚生労働省からお知らせが届いた。大昔に失業給付をもらった時期が一度だけある。引越しに伴う離職だったのだが4ヶ月くらいはもらっていた。15年も前の話だ。厚労省のお知らせはその頃の給付額に誤りがあったというものだった。

 

そういや師走にニュースで見たなと思っていたのだが、自分が該当するとは思っていなかった。

つまり、失業給付金の決定は勤労統計調査によって決まるのだが、この統計がインチキだった、という事である。本来は統計データサンプルは抽出ではなく、一律全てのデータを基にする事だった。しかし、手間も時間もかかるからなのだろう、データは抽出されていたのである。統計というのは面白い。結果を操作できるからだ。極端に高い値と低い値は除外した方が現実に則した結果になる。極端な値は無視されるのだ。よくニュースで統計データとして示されるが、誰がどういう意図で取ったデータかで幾らでも変えられる。サンプル次第なのだ。

 

追加給付金の振込先を記入して書類を返送してから約半年、「シヨクギヨウアンテイキ」という見慣れぬ振込元から2,712円が振込まれていた。電報のように拗音が小文字にならないと実に読み難い。この金額を見て施しという言葉が真っ先に浮かんだ。お上からの施しだ。同じ日に、お上から二度も施しを受けるなど、二度と起きないはずだ。そう願う。