ないまぜ日記

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トイレギャラリー

旅行へ行くと絵葉書を良く購入する。如何にもありふれた観光地写真絵葉書も購入するが、写真ではなくポスターであるとか時代を感じさせるものが好きだ。博物館などで売られている絵葉書は面白いものが多い。

 

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ただ私はまるで筆まめではない。絵葉書を出す事もほとんどない。旅先から絵葉書を出す事はあるが、中央アジアの某国から絵葉書を4枚も出したのについぞ誰にも届かなかったのは今でも思い出すと口惜しい事この上ない。葉書を投函するより何か贈り物をする時に一言添えるカード代わりに絵葉書を使う事の方が圧倒的に多い。

 

その為、絵葉書は溜まり放題だ。引越しの時にかなり処分したのだが、それでもまだまだ売るほどある。実際、引越しの際に絵葉書を買い取ってくれるところがないか調べたが、コレクターがいるような戦前の絵葉書などでない限り引き取ってもくれなかった。

 

そういうわけで(どういうわけだ?)絵葉書を飾ろうと思い立ち、どこを飾るか検討を重ねた結果、まずはトイレという事になった。トイレは密室だ。独り暮らしの狭い部屋だからトイレ以外も十分に密室だが。

 

私は狭い所が好きだ。昔、出張で泊まった宿で十二畳の和室に寝た時は落ち着かなかった。宿に着いたのは夜の10時近く、既に布団が部屋のど真ん中に敷いてあった。常宿だったビジネスホテルが満室で泊まれず、探しまくってやっと空いていたのがその旅館だった。素泊まりで一人で十二畳の和室というのはあれっきりだ。布団を部屋の真ん中から床の間のほうに寄せて寝た。自分の感覚が小市民的な貧乏臭さだと思い知った。

 

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そういう貧乏臭い狭い空間好きにはトイレが自分仕様なのはとても快適だ。私はトイレに篭る事はない。トイレで本を読んだりするわけではないのだが、自分の内面を直視する場所ではあると思う。更に物理的に尻も曝け出している。内外共に曝け出す場所なのかもしれない。そういう意味では風呂も同じか。

 

そういう場所を好きなもので飾るのはなかなか気分が良い。最初は潔く季節に合わせて一枚だけ飾ろうと思ったが、結局ゴチャゴチャと何枚も貼ってしまった。お手軽にメンディングテープで貼っただけだ。トイレギャラリーはあっという間に完成した。