ないまぜ日記

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エストニア、フィンランド旅行記 その9

2019年6月11日(火)

ヘルシンキ 一日目


タリン空港からヘルシンキへの便はプロペラ機である為、タラップを登らなければならない。機内持込のバッグにコートを入れておりバッグが嵩張っていた。早めに搭乗できたので頭上のトランクに収納出来たのだが、大して重くないバッグを持ち上げるのがキツイ。いやこれは本格的に腰がヤバイ。

 

ヘルシンキ空港では事前に予約していたヘルシンキカードとアパートホテルの鍵を受け取る事になっていた。アパートホテルは同じ建物の同じ階に受付事務所があるのだが、事務所はお昼12時に閉まる。到着が12時以降になる場合は空港の旅行会社デスクで受け取る事になっている。ヘルシンキカードも同じデスクで受取という事で非常に便利だった。

 

さて空港からヘルシンキ市内へはどうするか。市内への交通費はヘルシンキカードには含まれない。アパートホテルは中央駅に近かったので電車で行く事にする。

一つだけ問題なのはターミナルから駅までがかなり遠い。到着したのはターミナル2で、駅はターミナル1と2の間にあるのだが、腰が痛い状態で63Lのスーツケースと機内持込のバッグを引いて歩くのはえらく辛かった。元気な時なら近く感じたのだろうか。

 

ようやっと駅のホームに着いて市内までの切符を買う。市内まで行くには何ゾーンまでの切符を買えば良いのか分からず、券売機の近くにいた駅職員さんに教えてもらった。切符の買い方はどの国もなかなか難しい。割引も日本にはない種類もある。片道と往復くらいなら分かるが、ゾーンに分かれている場合、目的地のゾーンが分かっていないと話にならない。空港が何ゾーンなのかも調べていなかった。このゾーンという考え方は日本では見かけない。

 

電車はガラガラ。お陰で両足をシートに上げて座る事が出来た。空港で受け取ったアパートの契約書と鍵の入った封筒を開けると、キーリングに鍵が3個も付いている。建物の入口と部屋の鍵、後一つはなんだ?と疑問に思ったのだが、空港の旅行会社デスクでは説明が一切なく、契約書にも鍵の説明はない。まー良いや。着いてから考える。

 

youtu.be

 

森だ。圧倒的な森感。

石丸謙二郎さんのナレーションの声で聴きたい。

そういえば、森ガールという変な流行は終わったのか?

しかしフィンランドと言えばやはり、マイケル・ペイリン作詞作曲のその名もズバリ「フィンランド」だ。成田からヘルシンキに着いた時に勝手に脳内で再生していたのだが、タリンから再びヘルシンキに戻って来て車窓の風景の森感が凄くてマイケルの歌が鳴り止まぬ。気が付くと鼻歌でずーっと歌っていた。

 

youtu.be 

Finland,Finland,Finland,

The country where I want to be,

Pony trekking or camping,

Or just watching TV,

Finland,Finland,Finland,

It's the country for me.

You're so near to Russia,

So far from Japan,

Quite a long way from Cairo,

Lots of miles from Vietnam.

 

Finland,Finland,Finland,

The country where I want to be,

Eating breakfast or dinner,

Or snack lunch in the hall,

Finland,Finland,Finland,

Finland has it all.

You're so sadly neglected,

And often ignored,

A poor second to Belgium,

When going abroad.

Finland,Finland,Finland,

The country where I quite want to be,

Your mountains so lofty,

Your treetops so tall,

Finland,Finland,Finland,

Finland has it all.

Finland,Finland,Finland,

The country where I quite want to be,

Your mountains so lofty,

Your treetops so tall,

Finland,Finland,Finland,

Finland has it all.

Finland has it all...

 

Copyright:

Writer(s): Michael Edward Palin

 

約2分の短い曲の中で歌詞にフィンランドを始めとしてロシア、日本、カイロ(なぜエジプトにしなかったのか? 語呂が悪かっただけか?)、ベトナム、ベルギーの6ヶ国も登場する。旅番組を製作するだけある。マイケルの北朝鮮の旅行番組は面白かった。後はロシアとベルギーへ行けばこの曲がコンプリート出来る。ロシアはビザが必要でちょっと厄介だがベルギーは簡単だ。

 

そうだ!

これを人生の目標としよう!

意識低い系の人間にはこれくらいで丁度いい。

 

さて人生の目標も決まった所でアパートに着いた。駅からアパートまでは近い。駅前のバス乗り場を突っ切ればそこはもうアパートだった。鍵を取り出して一個ずつ確かめてみると2個目で開いた。鍵の青い印が付いているのが1階出入口の鍵だと覚えておこう。エレベーターに乗り5階のボタンを押すも階ボタンが点灯しない。あ、鍵穴あるじゃん。エレベーターも鍵が必要だった。青い印は出入口用なので、他の2個を試してみる。階ボタンが点灯しない。まさかと思い青い印の鍵を試してみると階ボタン点灯。

なんだこれ、全部同じ鍵で良いって事なのか? 不思議に思いつつ部屋のドアに青い印の鍵を試すと開かない。黄色い印の鍵を試すと開いた。ドアを開けたのにまたドアが目の前にある。二重ドアになっていた。防音対策だろうか。じゃあ、印がない鍵はどこの鍵なんだよ! あ、ゴミ置場が地下にあって、そこにも鍵が付いてるのかも?と予想したのだが、結局ゴミ置き場に鍵は必要なかった。3本目の鍵の謎は最後まで解けず。あ、事務所のおぢさんに聞けば良かった。すごく親切で感じの良い人だったし。

部屋は申し分無い。敢えて言うならばバスタブがあれば完璧だった。スタジオルームでキッチンとバスルーム、クローゼットが付いている。最早ここにずっと住みたいほど快適。洗濯機には多少手こずったのだが、取説をダウンロードしてなんとかなった。そもそも給水のバルブを開けるという基本中の基本に3分くらい気が付かず、水が出ないなーと悩んだのだった。

 

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窓からの眺めが良く窓辺に座ってボーッと見ているのが何とも言えぬ良い時間だった。普段、頭を空っぽにするのは至難の業だ。仕事の日程や段取りを考えたり、今日のうちにシーツを洗濯しとかなきゃとか、お母さんの携帯の契約更新はどうしようとか、もうお米がなくなりそうとか、そんな仕事と家事と雑事で頭が一杯になっている。そういうゴタゴタから解放された自由のなんと楽しかった事か。明日は何をやらなきゃ、ではなく、明日は何しよう!と考える楽しさを満喫した。

 

3日分の洗濯物を洗濯機に放り込み、晩御飯を買いに出かけた。すぐ目の前にスーパーがあり、そこで晩御飯と明日の朝食を買うつもりだったのだが、同じ建物内にタイレストランがあるのに気が付いた。腰も限界だったしスーパーへ行くのはやめてグリーンカレーとパパイヤサラダを食べた。普通に美味かった。ご飯がバケツみたいに大きな器でやってきたが。そもそも一人分の料理なんかないから仕方ない。なぜか客は日本人が多かった。もしかしたら駐在員に人気のレストランなのかもしれない。

 

ヘルシンキの水道水は飲める上に美味しい。物価の高いフィンランドで水を買わなくて済んだのは運が良かった。タリン空港で買った水は飲み切ってしまったので、スーパーへ行く気になったのだが、アパートホテルの説明書に水道水は美味しい!と書いてあったので試しに飲んでみると本当だった。カルキ臭くないし、軟水だ。嬉しい。これでお腹の調子が良くなるぞ。

 

旅行前に買った洗濯ハンガーは使ってみるとなかなか優秀だった。もう20年近く愛用している洗濯バサミ付き折畳みハンガーをいつも旅行に持っていくのだが、嵩張るので1個しかない。だが1個では足りない。何かないかと探していたらこれを見つけた。

 

3日分の洗濯物をバスルームのタオルハンガー(ヨーロッパに良くあるラヂエーターになっているやつだった)と布製ハンガーで干しまくり。ジーンズも半日くらいで乾いた。有り難い。

 

熱いシャワーを浴びて温まり、痛みに呻きながら少しストレッチをし、湿布を脹脛と背中と腰とお尻に何枚も貼りまくり、全身ジンジンさせながら眠った。翌日は目が覚めるまで寝ているつもりだ。スオメンリンナ島はヘルシンキからフェリーで15分だ。午後からでも十分時間はある。