ないまぜ日記

映画、海外ドラマ、音楽、その他諸々、ないまぜ日記

エストニア、フィンランド旅行記 その4

2019年6月9日(日)

タリン 二日目 午後

 

タリンは景気が良いらしい。

あちこちで工事していた。

f:id:bs313:20190707232916j:image

 

KGB博物館では、バルト海に面しロシアと国境を接しているエストニアの歴史に憂いを感じつつ、Qが007に渡してそうなインクが飛び出すガマ口小銭入れにワクワクした。こういう場所が残っている事をロシアはどう思っているのか?などと考えてしまう。クリミア半島がロシアに実効支配されているからには、エストニアだって何が起きるか分かったもんじゃない!と思わずにはいられなかった。

 

そんな小難しい事を考えていると頭痛がするので、ショッピングモールの地下にあったスーパーへ買い物に向かう。

 

海外に行くと必ずスーパーへ行く。その土地の人が何を食べているか知りたければスーパーが一番分かりやすい。お土産用のチョコレートもお土産店で買うより安いし、お土産用に過剰包装してないものが買える。

 

エストニアでは買いたいものが色々あった。その中の一つが蜂蜜だ。パッケージにはエストニア語しか書いてないのでまるで分からない。ガラス瓶だと重いのでプラスチック製の容器に入っているものを探していたら、あった! ラベルには熊の絵が描かれているタッパーみたいな容器に入った蜂蜜があった。帰国してから食べてみたところ、なんだこの味、ちょっと揮発性の香りがする。発酵してきたのだろうか・・・。あれ?でもプロポリスってこんな味ではなかったか?

 

f:id:bs313:20190707055636j:image

 

ということで、ラベルの文字をグーグル先生に聞いてみた。

 

まずは単語毎にグーグル先生へお伺い

mesi : 蜂蜜

taruvaiguga :  プロポリス

jõumees : 養蜂家

aare : 宝

mesilast : 蜂

 

プロポリスだよねー、やっぱり!

ちょっと癖のある味。

 

次に全部つなげてみたら

mesi taruvaiguga jõumees aare mesilast

ハニービーハニービー

 

どれとどれを繋げたら「ハニービーの二乗」なのか? エストニア語の不思議。というかグーグル先生の限界か? いつもブログを読んでくださるhobbiton さんに笑ってもらえたらそれで良い!

 

ja oled tugev kui karu! 

そしてあなたはクマとして強いです!

 

プロポリス入りの蜂蜜を食べたら熊みたいに頑丈になれるらしい。実に面白い蜂蜜を買ってきてしまった(笑)。

 

タリンで売っていた水は相当に硬くて、エヴィアンなんかよりもっと硬かった気がする。かなり味がするのであまり好きではなかった。というより、私はエヴィアンを飲むとお腹の調子が悪くなるのだが、果たしてタリンで飲んでいた水もやはりお腹の調子を狂わせた。ミネラルウォーターではない、ネスレやコカコーラが販売しているドリンキングウォーターを探したのだが見つけられず。タリン滞在中は常にお腹がゴロゴロしていた。

 

スーパーでは蜂蜜以外にもエストニアのチョコレートをいくつか買い、お土産用と自分で食べる分にベリーがゴロゴロ入ったホワイトチョコレートを買ってみた。血糖値が上がりやすいので、普段は甘いものを禁欲的というよりも拷問的に我慢しているのだが、旅行中はかなり歩くし疲れるから!という免罪符を自分で与えている。ベリーのホワイトチョコ、すげー美味かった。ケチらずにもっと買えば良かったよ。しかも写真を撮っていない。

 

スーパーを出た時は既に午後2時を回っていたのだが、朝ご飯をガッツリ食べていたのでお腹が空かない。お昼ご飯はやめて一旦ホテルに荷物を置きに戻り、ちょっと休憩してからタリン中央駅近くにあるマーケットへトラムで向かう。歩いても行ける距離なのだが、旅行前から腰痛が出ていたのもあって石畳と微妙な坂道がやけに堪えていた。

 

この日はKGB博物館へ行く前にヴィル門近くにある、通称「セーターの壁」をちらっと覗いたのだが、お土産用の機械編みのセーターに靴下、帽子、手袋などのお店しかなく、正直ガッカリした。手編みの物はなかなかお目にかかれないというのを実感した。

中央駅の近くにあるマーケット、Balti Jaama Turgにもお土産店があって、お土産品質の機械編みの靴下や帽子が売られていた。リトアニアラトビア産なのか?と思われるリネンのランチョンマットなども、お土産品質の物とそうでない物を見極める必要がある。観光地化すると、こういうお土産品質の物が大量に出回るのは良いのか悪いのか。私はイヤゲモノは要らないな。

 

マーケットにはイートインスペースがある。

ブルーベリーを買ってつまみながら休憩中。

カモメ、目が鋭いぞ!

f:id:bs313:20190707234539j:image

 

文句言いつつも、マーケットはやはり見ているだけで楽しい。マーケットにはアンティークショップがいくつかあった。中には「写真を撮るならまず買ってから!」という警告文を掲げている厳格なお店もあった。別のお店でエストニアがまだソ連の構成国だった時代のA5サイズくらいの写真集と絵葉書を買ったお店でのこと。当然、ソ連時代の物を売っているお店ばかりなので気が付けば良かったのだが、ちょっと微妙な空気になってしまった。

エストニア語で覚えたのは「ありがとう」を意味する「アイタ」のみ。とりあえず、アイタ!アイタ!と連発していた。お店の人も「あら、エストニア語知ってるじゃない!」と喜んでくれる人ばかりだった。しかし、アンティークショップで支払いを済ませて得意になって「アイタ!」と言うと、お店のおじさんの表情が曇った。私がなにを言ったか一瞬分からなかったがエストニア語でお礼を言ったのか、あーそうか、と腑に落ちたように私には見えた。しかしそこに笑顔はなかった。きっとおじさんはロシア人なのだろう。

 

私が思うに、アンティークショップのオーナーはロシア人が多いのかもしれない。実際、隣のアンティークショップにはロシア人のばあちゃん二人が店番していた。客に対してニコリともしない。口角を1mmすら上げない。営業スマイルなどこの世に存在しないソ連の人だ。ばあちゃん達はきっとロシア人だ。

 

旅行していると楽しいことばかりではない。アジア人だと明らかに見下される事もある。滅多にないがゼロではない。そして、私が中国人や韓国人ではなく日本人だと分かると急に態度が軟化する事もある。これが現実だ。ちょっとやるせなくなるものの、旅行の醍醐味でもあると思う。大袈裟に言うと、他所者の第三者の視点で社会を見る、世界を見る、ようなところが大いにある。

 

小難しい事を考えると頭痛がするので、モフモフのウールのルームシューズを格安で買って気分転換。5時過ぎでもう腰が限界でホテルへ戻る事にした。トラムに乗ってホテルの近所まで戻り、ヴィル門から旧市街へ入ると、また石畳だ。腰に響くよねー。

 

疲れ過ぎてホテルから出たくなかったので、晩御飯はホテルのレストランで食べた。スライスしたカボチャとチーズのサラダ、それにキノコてんこ盛りパスタ。どちらも洗練されていて非常に美味い! レストランが評判だという口コミのホテルだったのだが、評判になるはずだ。

 

早々にシャワーを浴びて10時には高鼾で眠ってしまった。