ないまぜ日記

映画、海外ドラマ、音楽、その他諸々、ないまぜ日記

スコットランド旅行記 その2

エディンバラ 前編」

エディンバラで年に数回だけ催されるアンティーク・ヴィンテージ・アンド・コレクターズ・フェアが運良く滞在期間と重なりました。これは行くしかない!

エディンバラ空港近くのロイヤル・ハイランド・センターというイベントホールでの開催だったのですが、交通の便がとても悪い。その為、市内中心部から無料のシャトルバスが運行されていて、これで行くはずでした。そう、はず・・・。

バス乗り場がはっきりしなかったので早めに出たものの、泊まっていたアパートからシャトルバス乗り場までの路線バスがちっとも来なかった。なんとか指定のバス乗り場まであと30mの距離、5分前に辿り着き、横断歩道の信号を待っていたら「ん? シャトルバスってあれじゃね?」という感じのバスが目の前を通り過ぎていったのでした。そ、そんな馬鹿な。違ってて欲しいと思いつつ慌ててバス乗り場まで行き、隣のバス停にいたアンティークフェアとは全然関係ない旅行会社の人に「さっき行ったバスはアンティークフェア往きでした?」と聞いてみると、笑顔で「Yes!」と即答。

くっそー。やられたー。遅れるのは想定内だが、定刻より5分早く出発するなんて卑怯だろう!と憤っても仕方ない。次の無料のシャトルバスは1時間後しかない。よし、プランBだ。せっかく無料バスがあったのに空港と市内を往復するバス(Airport Link)の往復券を買う羽目になりました。とほほ。ロイヤル・ハイランド・センターは空港の一つ手前のバス停で降りれば歩いて10分強だったのですが、歩道がない道路ばかりで意外と危ない。ま、車は殆ど走ってないんだけど。

出足を挫かれましたが、会場は既にお客さんで溢れていました。外は寒かったのですが屋内は暖房が効いていて快適で、雨が降っていたのも気が付かなかった。入場料が必要なフェアだったので高級志向なのかなと思っていたのですが、コレクターズと名前が付いてるだけあって、全体的にとても状態の良いものばかり手が出ない感じがヒシヒシと(笑)。

それでも、£25の値札の付いたペナニュラー・ブローチを£20にまけてもらって目出度く購入。「見ても良い?」と聞いただけなのに、「£20で良いわよ!」と言われちゃ買うしかない。店主のおばちゃん曰く1960年代のもので状態も良いし実用的だとのこと。「あんまり分厚いものには使えないわよ。それと自分に刺さらないように付ける位置に気を付けて!」と助言をもらいました。気を付けます。屈んだ瞬間にグサッと刺さったら洒落にならん。ペナニュラー・ブローチは本来キルトを留めるのに使うものですが、これは小振りだし、普通にブローチでも良いし、ニットのスカーフを留めるのにも良いし、使い勝手は良さそうです。麦わら帽子に付けても良いかもな。カシミアのストールに使いたいけど、ちょっと穴が空きそうだからやめとくか。

2時間半ウロウロして£20しか使わなかった・・・。他にも欲しいものは目白押しだったのですが、現金をそんなに持ってなかったのと、ちょっと手が出ない金額だったのと、理由は色々ありますが(笑)、無駄遣いしなかったとも言える。珍しい。蚤の市に行くと大抵は散財するのにな。今回のフェアは本当に質の高い=高価格なものが多かったので、盗品じゃね?とか、ガラクタとの区別がつかん!と思わせるものが並んでいるマーケットとは別物でした。目の保養になりました。楽し過ぎて会場の様子の写真を撮るのをすっかり忘れてた。

市内に戻る為、またAiport Linkのバス停までえっちらおっちら歩き、15分程待っていたら無事にバスが来た。バスに乗って5分もすると土砂降り。危なかったよ。あんな土砂降りの中を歩かなくて助かった。ヘイマーケット駅の近くまで来ると道路がかなり渋滞して、しかも歩道を歩く人の列がずーーーっと続いて途切れない。何事なのかと思っていたのですが、後で分かったのはその日、マレーフィールド・スタジアムでスコットランドvsアルゼンチン戦があったのでした。この日は土曜日で、プリンシズ・ストリート・ガーデンではクリスマス・マーケットは始まってるわ、ラグビーの試合があるわで街は人で溢れて活気ありあり。エディンバラって意外と都会なんだな。

雨が降る中、エディンバラ城へ。坂道が予想通りキツかった。城だから仕方ないんだけどさ。急勾配の雨で濡れた石畳は滑りやすいし、枯葉が更に滑りやすくしてるし、なんだかいつも使わない筋肉も使って、城の前まで来た段階で既にかなり疲れていました。アンティークフェアで長時間、前屈みで覗き込んで物色したので腰が痛かったし。エディンバラ城のチケットはオンラインで購入済み。チケット売り場の列に並ばずに済んだのでさっさと城の中へ。とりあえず、激混みでしたが城のカフェでランチしました。雨に濡れて寒かったので、暖かい野菜ポタージュスープが染みた。お値段高めなのは観光地だから・・・。

腰が痛かったのと雨に濡れて冷えていたので、カフェで1時間近く休憩してしまった。ランチを食べた後もまだ雨が降っていて、日暮れのように暗い。カメラはPowerShot G5Xをを持って行ったのですが、私はこのカメラをちっとも上手く使えない。下手過ぎる(笑)。城を撮るなら広角レンズじゃないと無理だったなーと。腕がないだけなんだけどさ。雨が降っていたのでカメラを濡らしたくなかったのもあります。旅行中、スコットランドは毎日毎日雨が降りました。一日中降ることはないけれど、雨が降らない日は1日もなかった。これぞスコットランドでした。底冷えがして風が強くて、気温よりも体感温度が低い。暑いより寒いほうが全然好きなので私向きです。

とりあえず王冠をちらっと見て、後はゆっくり回るつもりだったのですが、これが間違いでした。列がちっとも進まなかったのです。結局1時間半も列に並んでいた事になって、途中で後戻りするわけにも行かず、いやーこれには参った。塔から外に出るともう真っ暗。まだ何も見てないのに・・・。結局、殆ど城の中を見ることが出来ずに営業終了時間が来てしまいスゴスゴとアパートへ帰ることになったのでした。とほほ。

城は岩山から直に生えてた。これぞ城塞。威圧感と頑健さ。装飾なしの質実剛健
難攻不落だよねー。この城に篭ってたら負けないわ。

アパートへはトラムに乗って帰りました。このトラムの切符、小銭しか使えない上にお釣りが出ない。クレジットカードを持ってない人は本当に不便だと思います。トラム乗場で待っている時に、50ペンス2枚持ったおぢさんが「細かいのに変えてくれない?」と聞いて来たのですが、生憎£1に足りず「ごめん、持ち合わせがない。」と言った時の遣る瀬ない表情に思わず笑いそうになってしまった。そんなに落ち込まないでくれよ。結局、あのおぢさんは料金より高いお金で片道切符を買った様子だった。理不尽だけど、日本以外はこれがかなり普通の事だと思います。日本の券売機でお釣りが出ないとかあり得ないけど、日本のサービスってやり過ぎなのかもしれない。

ランチが遅かったせいもあって、ちっともお腹も減ってなくて、アパートに戻ってからまた出かけるのが嫌で、ヘイマーケット駅のM&Sでチキンカレーとサラダを買ってアパートへ帰りました。サラダのドレッシングがもひとつ美味しくなかったけど、カレーは安定の美味しさ。英国でカレーは安全牌なのです。

出足のバス乗り遅れですっかり気分を害していましたが、アンティークフェアは楽しかったし、念願のエディンバラ城へもいけた。エディンバラ城はかなり消化不良なので、これは必ずリベンジしたい。今度はヘルシンキ経由でエディンバラに行くか。どうして気がつかなかったかなー。その方が時間も随分短くて行けたのに。その代わり今回は、ロンドンにも泊まって行きたかった布屋さんにも行けたので満足です。イングランド編も書きますので、お楽しみに。