ないまぜ日記

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シャンドライの恋

あーもー、デヴィッド・シューリスのこの遣る瀬なさっぷり、報われなさっぷり。

イマジカBSで放送されて録画しておきました。6月は「セクレタリー」が放送されちゃったりして挑戦的な放送内容でございますね(笑)。ジェームズ・スペーダーにとって一世一代の当たり役だと思います!

話が逸れてしまいました。

この映画のDVDを持っていたのに売ってしまい、デヴィッドを見るたびにミスター・キンスキーは良かったなーと思い出していました。ゴールドフィンガーのデヴィッドにはこれ以上ないピアニストという役ですし、一方的な片思いを発病する殆どストーカーというか中二病みたいなのも似合い過ぎてる。デヴィッドくらい美しい長い指を持っている人は役者では他にマイケル・ガンボンくらいしかいないでしょう。ガンボンさんがあと20歳若かったら、ベルトルッチは喜んでこの役に使ったかもしれない。

ミスター・キンスキーはナヨナヨして挙動不審で、これがデヴィッドの演技なのか素なのか良く分からない(笑)。デヴィッドはきっと関節が柔らかいのでしょうなぁ。しなるような滑らかな動きはナヨナヨして見えますが、硬いものがポキッと折れるよりも、柔軟性がある方が打たれ強い。何しろ、夫がいるのを知らずに唐突に「結婚してくれ、愛してくれ」と勇気を出して言ったら「だったら夫を刑務所から出しやがれ!」と返事されてもへこたれないのですから。笑っちゃうくらい強いよね。単にしつこいのかもしんないけど。純情で一途と言えなくもない(笑)。

タンディー・ニュートンの初々しさも懐かしい。音楽も良かった。何よりキンスキー邸の螺旋階段が最高。螺旋階段のある家に住むなんて永遠の憧れです。ローマのスペイン広場に行った時に、この建物がどこなのか探したくらいです。場所を良く思い出せずに、この建物だったかなーとウロウロしたのを思い出しました。

今でも、ミスター・キンスキーはローマで子供相手にピアノを教えてひっそり暮らしてそう。

原題は「Besieged」です。シャンドライが夫とミスター・キンスキーの間で七転八倒、八方塞がりなのが感じられます。邦題はもっと良く考えた方が良いよなー。安っぽい邦題は勘弁してください。「愛と〜〜」やら「哀しみの〜〜」やら「〜〜の果て」ですよ。「愛と哀しみの果て」って合わせ技もあったな・・・。原題の通り「アフリカを離れて」の方がずっと良いと思うんだけどなー。