ないまぜ日記

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名探偵シャーロック・ホームズ

21世紀のロシア版シャーロック・ホームズです。面白かったです。私はロシア語の響きがとても好きなので点が甘くなってるのもあるか。

主役のホームズを演じるのはイゴール・ペトレンコ。なんかちょっともっさりしてる。そのもっさり感は好感の持てるもっさり感でして、ホームズ以外の役ならば良かったかもしれないなーと。ホームズがもっさりしてたらまずいよなぁ(笑)。
ホームズはあまり気に入らなくてもワトソンはすごい。天晴れなアンドレイ・パニン! この名前、どこかで聞いた事があるのですが、どこでだったかさっぱり思い出せない。シャーロック・ホームズの世界観の中でもパニンの演技はまるでチェーホフの舞台でも見ているような気がしてくるのです。とにかく、深い味わいの演技です。演技というか、ロシアの哀愁をそこはかとなく感じさせる。なぜかロシアは哀しくて哀しくて、その哀しみを全身で表現してる。黙って立ってるだけで胸に染み入る演技ってすごいなー。素晴らしい存在感。

マイケル・ケインがホームズ、ワトソンをベン・キングスレーが演じた「迷探偵シャーロック・ホームズ/最後の冒険」に近いものがありました。「迷探偵」でのホームズはワトソンが雇った俳優で、ワトソンの指示通りに名探偵を演じているというやらせ設定です。ロシア版のホームズはあそこまでワトソンのやらせ感は酷くないのですが(笑)、年上のワトソンがホームズにボクシングやパイプを教えるというのが面白い。ワトソンがホームズを育てているような設定なのです。

アンドレイ・パニンを他でも見られる作品はないかなと検索してみたら、このTVシリーズの直後に亡くなっていたことが分かりました。一瞬、呆然。まだ若かったのに。自宅で誤って転倒し頭部を強打した事故死だという事でした。

あー、残念。