ないまぜ日記

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祖父の足跡 ホテル・レストラン編

私が滞在していた間、連日の真冬日で本当に寒かった。滞在中は兎に角、寒さにどう対処するかが大問題であった。

三つのホテルに泊まったのだが、ロビーはどこもあまり暖房は効いておらず上着を脱ぐと冷えてしまうくらいの温度だった。首都のホテルは部屋の暖房はとても効いて、お湯の出も良かった。しかし、地方のホテルはかなり事情が違っていた。どのホテルもバスタブ付きの部屋ではあったのだが、お湯を貯めてみると茶色だったのだ(笑)。二日目に泊まったホテルが一番茶色かったのだが、かなり古いホテルだったので配管が錆びているのだろう。部屋の暖房が効かないため浴室もかなり寒く、肩までお湯に浸かっていないと体がみるみる冷えていくのだ。仕方がないのでお湯に浸かるよりもシャワーを浴びた方が良いという事になってしまった。まー、仕方ない。お湯が出るだけ良い。

三日目に泊まったホテルはお湯がぬるかったのだ。部屋の暖房も効いておらず、冷え切った体が温まらないので足湯をしようとお湯を出すと、ぬるかった。いくら出してもぬるかった。結局、足湯は諦めた。部屋の暖房はエアコンのみ。しかし、温度を30℃にして風量を最大にしても一向に部屋の温度が上がらない。寒いのでベッドに潜り込んだが、足は冷たくてまるで温まらない。夕食の為に近所へ出かけたのだが、レセプションで毛布とヒーターを部屋に持ってきてくれないかと頼んでおいた。お湯がぬるいのは、修理中だからだそうだ。

夕食からホテルに戻るとホテル周辺は真っ暗だった。停電していたのである。その日の外気温はマイナス10℃くらいだった。ホテルには発電機はあるだろうが、これはちょっと困ったなと思った。同時にホテルに戻ってきたらしいロシア人の女性三人組もかなり呆然としていた。何しろ、ホテルが真っ暗なのだ。レセプションのカウンターにはLEDライトが一つあったのだが、客に貸す分はないようだった。仕方がないのでiPhoneのライトを付けて部屋まで戻ったのだが、ロシア人の女性達は私の後をそそくさと着いて来た。部屋の番号も良く見えないのだ。私が部屋のドアを照らして彼女達の部屋を確認したのだ。

今回、携帯用バッテリーを持って行ったのだが、これが本当に役に立った。夕方になってiPhoneのバッテリー容量が怪しくなっていたところに停電だ。iPhoneのバッテリーが切れる前に充電しながらLEDライトを点灯していたのだが、これがなかったら真っ暗だ。旅行には必ず携帯用バッテリーを持って行く!と心に誓った。

30分くらいで停電は復旧したのだが、今度はエアコンの電源が入らなくなった。こりゃーまずい。凍えてしまうと思ったら、部屋にオイルヒーターが置いてあった。あああ、天の助け! しかしそのヒーター、強弱の切替スイッチが壊れていて弱運転しかできなかった。あれこれ弄ってなんとかスイッチは動いたのだが、通電しなかった・・・。一難去ってまた一難。ホカロンを余分に持ってきて良かったと思ったのだった。コートを着て腰にホカロンを貼って寝る羽目になるのかと思った。

恐る恐るお湯を出してみると、確かに修理中だったのだろう。空気がボワワワッと吹き出して錆が出てきたと思ったら、熱いお湯が出るようになった。あああ、嬉しい。お湯が出る!

窓の外を見るとまだ周辺は停電したままだった。ということは、ホテルが停電対策用の発電機を回しているのだろう。あ、もしかしてエアコン使用禁止にしてセントラルヒーティングを入れたんじゃ?と思い、窓際にあるラジエーターを触ってみるとじんわりと暖かい。普通、ラジエーターはじっと触ってられないくらい熱いものだが、この国のラジエーターは触っていられるくらいの温度だった(笑)。しかし、あるだけ良い。この貧弱なラジエーターと貧弱なオイルヒーターでなんとかやり過ごした。翌日、出かける時に部屋を出ると廊下でオイルヒーターを抱えている従業員を目撃した。別の部屋の客も寒くて耐えられなかったのだろう。部屋の温度はせいぜい15℃だったと思う(笑)。

レストランも暖房は入っているがまるで効かず、コートを脱げない所が多かった。車で移動中、昼食に立ち寄ったレストランは離れのような小屋で食事が出されたのだが、外気温と変わらない過酷な環境だった(笑)。寒いので暖房を!と頼むと、温風ヒーターを点けてくれたのだが、これがなんていうか、足元を温める為の本当に小さいヒーターだったのだ。焼け石に水。1mも離れると温風ではなくなり却って寒いのですぐ消した。暖かいスープもあっという間に冷めてしまうので、慌ててスープを飲む必要があるのだ。

日本人と寒さの感覚が多分、まるで違うのだと思う。寒い時期に行く国ではないのだと痛感してしまった。まだそれ程寒くない時期だったはずが、予想外に気温が低かったので仕方ないのだが・・・。滅多にできない体験を色々できて本当に行って良かったと思う。寒過ぎて歩き回る気力が出なかった為、かなり消化不良だ。英語が殆ど通じない為、通訳のガイドさんがいないとかなり困ってしまった。英語表記も空港以外ではまるでない。もっと観光しやすい環境になる日は来るだろうか。また行ってみたい国なのだから!