ないまぜ日記

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ロンドン・スパイ

全てのベン・マニア(特に腐女子)に捧ぐ!

エンドクレジットの最後にこういう献辞が見えたような気がしました(笑)。
トム・ロブ・スミスが兎にも角にもベンちゃん素敵!な映像を撮りたくて、全方向でベンの魅力を余す所なく捉える事に心血を捧げたシリーズです。そういう意味では実に成功を収めていると思います。

ドラマの内容としては不条理スパイ劇とでも呼べば良いのでしょうか。膝を叩いて、そうか納得!と叫ぶような明確な答えが用意されているという訳ではない。一応、大きな組織の陰謀とかそういうのは明らかになっていきますが、それは単なるお膳立てに過ぎない。このシリーズの目的はベン祭りです。ベンちゃんは繊細が感受性の鎧を付けて歩いている男です。「取扱要注意」シールが全身のあちこちに貼られています。しかし男と呼ぶにはあまりに華奢でまるで少年なのです。永遠の少年はこのままずっと少年でいられるのでしょうか。私は自分がデブだから中年太りする人に寛大ですが、ベンが中年太りしたら非難はせずとも悲しむだろうなぁ。

ベン演じるダニーが一目惚れしても可笑しくない納得できる男を用意する必要があったのだと思います。華奢なベンが胸板の厚い屈強な男に抱きしめられる絵面というのが必要だったわけです。スミス氏は「クラウド・アトラス」でのベンとジェームズ・ダーシーを見てこのシリーズの企画を思いついたのかもしれません。ジェームズはマッチョではないけれど背が高くてベンとのバランスが美しいので、もし私が製作者ならジェームズに出演依頼をした(笑)。本当にあの二人は美しかったので。

このシリーズでベンが一目惚れするのはエドワード・ホルクロフト(アレックス)でした。「キングスマン」でチャーリーという嫌味な良いとこの坊々を演じていた彼でした。「キングスマン」の時は気がつかなかったのですが、彼はちょっと出っ歯です。このシリーズは顔のクローズアップが本当に多くて、エドワードの出っ歯がものすごく気になってしまった。で、どうしてそこまで気になったのかというと、あの微妙な歯の出具合が誰かに似ていると思ったからです。第2話で気が付きました。

フレディ・マーキュリーだっ!!!

それに気が付いてから、ダニーが絶望的に盲目的に無抵抗にアレックスに恋する様子を徹底的に描いてあってもアレックスがフレディに見えて仕方なく、本来ならうっとり見ているであろう場面もつい笑ってしまうのです。なんでこんな事に気がついてしまったんだ。えらいことしちゃったなぁ。あー、残念。

出演者が豪華過ぎて目眩がするほどで、ジム・ブロードベントシャーロット・ランプリング、ハリエット・ウォルターが出演しています。シャーロット・ランプリングを久しぶりに見ました。怖過ぎる。あんなお母さん、怖過ぎる。マーク・ゲイティスも出てた。あ、デヴィッド・ヘイマンもジェームズ・フォックスもだった。これだけの出演者が集まったのもすごい。

NETFLIXのお試し期間はひと月もあるから余裕と思っていたら、あっという間に過ぎてしまい、慌ててこのシリーズを視聴。危なかった(笑)。