ないまぜ日記

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SHERLOCK 忌まわしき花嫁

うちから自転車で行けるシネコンで上映される事が分かって俄然見に行く気になりまして、前売り券を買って初日に観に行きました。東京都と埼玉県の境にある果てしない住宅地の中にあるショッピングモールに併設されたシネコンです。普段の客層は小さな子供連れの女性や年金生活だろうと思われるご夫婦とかが目立ちます。しかし、金曜日は違いました。カンバービッチーズであろうと思われる30代の女性二人組みが多かったです。でも席はガラガラ。カンバーバッチ人気は東京の外れの住宅地にはまるで関係ないようです(笑)。ゆったり座れて良かった。

ビクトリア朝が舞台になる「SHERLOCK」ということで、私は単純にスピンオフ作品なんだと思っていました。それがどうしたことか、シーズン3から繋がりを重視した展開だったのです。いやー、挑戦的ですねー。野心作といった感じでしょうか。ま、いつもこの作品のクリエーター達は野望に満ちていますから。いかに視聴者を欺くか、意外性を持たせるか。

今回の作品もとても挑戦的であることに変わりないし、登場人物の見せ場と役割をそれぞれ作ってあって面白かったです。ある意味で禁じ手っぽい夢落ちというか、幻覚落ち、トリップ落ちとでも云いましょうかしら・・・。

それぞれの登場人物に役割を持たせようとして、婦人参政権運動を持ち出したあたり、時代性を強調させたかったのかと思いました。ベネちゃん出演作「パレーズ・エンド」でも婦人参政権運動家との恋が描かれていましたねー。よほどベネちゃんは婦人参政権運動を熱く語るに相応しいのでしょうか(笑)。でも、幻覚の中でいくら婦人参政権運動に熱弁を振るわれてもなぁ。いまひとつ、取って付けた感じが拭えずに釈然としないものがありました。シャーロックが婦人参政権運動支持者とはとても思えないし。

ということで、どうせビクトリア朝の時代設定でホームズ物を製作するなら直球勝負なものが見たかったというのが正直な感想です。そうなると「SHERLOCK」ではなくなるし、この作品の核心が消えてしまうわけですしねー。どっちつかずで、勿体なかったなぁ。これを劇場公開する意味ってあったのだろうか・・・。角川映画が配給しているのも驚きましたし、オリジナルグッズがぼったくり金額で売られていたのですが、そういうがめつい商魂の逞しさはひしひしと感じました。599インドルピーの値札が付いたTシャツが3800円くらいで売られていました。約4倍ですね。値札を取って売れば良いのに・・・。