ないまぜ日記

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spooks : THE GREATER GOOD

英国密林に注文していた「spooks : THE GREATER GOOD」が届きました。

見終わってから最初に出てきたのは「もしかして最強の男ってマルコムじゃ?」というものでした。
何しろ、マルコムってば、誘拐もされないし、命の危険に遭う事も滅多にないし、当然、今回も何事もなし。さらりとハリーからの頼まれごとをやってのける。凄過ぎるよ。不死身の男、マルコム。

映画になって、クレーンショットや空撮、CGではない爆発とか、スパイ映画らしい距離を感じさせる絵作りがされています。何しろ、MI5の本部ビルはお馴染みのフリーメイソン・グランドロッジではなくて本物のテムズハウスを空から撮影してあります。でも、あの威圧的なエントランスがないとspooksって気がしないのも確かで・・・。オフィスもとても広いし、人員も豊富で、映画になると何もかもが大きくなるんだなーと(笑)。いやなんか、あの狭いオフィスで仕事してるところが好きだったんで。

私の好きなティム・マッキナニー演じるオリバー・メイスが再登場するのもお楽しみの一つだったわけですが、一歩間違うとただのサイコ野郎なティムの存在感は圧倒的です。で、意外と良い奴なのかも、というのが分かったりして。あんなにこっぴどく失脚したのにハリーより昇進できるのは、やはり政治屋なんだよなー。

ルースの事を無視したらどうしてくれようと思ったのですが、ハリーの行動原理=ルースという見解がMI5内での共通認識になっていたので、ま、良しとします(笑)。ルースも一瞬、写真で登場するシーンもあります。ハリーがルースの墓参りをするのが習慣になっているのも切ない。ただね、墓に刻まれたルースの生まれ年が1971年になっていたのはどうなんだかねー。

お話としてはどこまでも「spooks」らしい。誰にも容赦がなくてすぐ殺されますが、映画の主役を演じたキット・ハリントンは死なないのでそこらへんはちょっと驚きました。主役は死ぬはずなのにね(笑)。良くも悪くもTVシリーズの延長上にある作品で、映画化する必要はあったのか・・・、ちょっと疑問。ハリー・ピアースをまた見る事が出来ただけで満足していますが、必要以上に期待しちゃった事を反省(笑)。公共の利益を最優先するハリー・ピアースが描かれているのですが、そこにはやはり数学がものを言う。5人殺されても100人救うためには5人には犠牲になってもらう覚悟をハリー・ピアースには出来る!と言う事が描かれています。ハリーの背中にはどんどこ命が乗っかっていく。それを一人で耐えるのがハリー。キツイねー。ルースの墓も監視されちゃって、もう行けなくなったりとか。

なんだかんだいちゃもん付けてますが、ハリー・ピアースのファンならば十分に楽しめます。日本での公開はないと思いますが、DVDくらい発売になるんですかね。日本語字幕で見ないと意味が分かんない事がかなりあるので。