ないまぜ日記

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リー・ヴァン・クリーフ祭

ここ最近、スカパーやBSプレミアムで西部劇が良く放送されます。
「真昼の決闘」や「駅馬車」と云った名作中の名作からB級マカロニ・ウェスタンまでてんこ盛り。

何年振りで見たのか分からないくらい久振りに見た「真昼の決闘」で冒頭にリー・ヴァン・クリーフが登場します。すっかり忘れていました。若きクリーフがこの映画の悪役で出演していたことを!

幸い「サバタ三部作」がBSイマジカで放送されていたのを録画している。ここはひとつ、リー・ヴァン・クリーフ祭をおっぱじめようぜ!と心に決めてクリーフ出演作を続々と見続けた今週。いやー、楽しいのなんの(笑)。クリーフ祭で見た作品は以下の通り。残念ながら「OK牧場の決斗」を録画し損ねていた・・・。

真昼の決闘
夕陽のガンマン
夕陽のガンマン
西部悪人伝
鷲と鷹
西部決闘史
ニューヨーク1997

クリーフ出演作以外でも西部劇ばっかり見てました。「駅馬車」に「ワイルド・バンチ」は最高に楽しい。私は子供の頃からジョン・ウェインジェームズ・スチュワートゲーリー・クーパーにはあまり興味がなくて、正義感あふれる正統派な西部劇スターの敵役の方に魅かれる事が多かったのです。だからリー・ヴァン・クリーフなわけですよ。

この人は一度見たら忘れられない顔です。こんなに特徴のある顔の人ってなかなかいない。不細工で忘れられない顔の人はいくらでもいますが、二枚目というのは整っているからこそ逆に特徴がない。例えば同じマカロニ・ウェスタンのスター、クリント・イーストウッドは若い頃はなかなかの優男である意味、特徴のない顔です。背が抜群に高いから目立つけど。でも顔は特徴なし。でもクリーフはもうね、あの鷹みたいな鼻に触るとスパッと切れそうな鋭い頬、そして射るような目。全てにおいて鋭く尖った顔です。それが絶妙なバランスで決して醜くなく異常にカッコいいときている。右手中指の先端がないのもまた特徴的。

初見の「西部決闘史」ですが、こんな軽いマカロニ・ウェスタンを初めて見ました。何このテーマ曲。面白過ぎるー。サバタは指が9本しかないぜ〜、サバタはよ〜♪って感じで、何なのこのおちゃらけた様子は。エンターテインメントを追求しすぎてこうなったのかなー。かなり可笑しくて吹き出しましたが意外とお茶目なクリーフが見られて嬉しかった。

クリーフは第二次大戦では海軍のSonarmanだったそうで、しかも何度も勲章をもらうほど優秀な軍人だったらしい。耳が良いわけだねぇ。それじゃ、撃鉄を上げる音だけで方向も距離も推測できるってもんでしょう。セルジオ・レオーネはクリーフが「夕陽のガンマン」に出演するよう熱望しただけあって、やはり最も魅力的に撮っていると思います。黒ずくめのクリーフは本当に痺れるほどカッコイイ。「夕陽のガンマン」が1965年でクリーフ、40歳。イーストウッドに「おい、若造」と話しかけていたけど、実年齢は5歳しか年が違わないのに、なんだあの貫禄の差は。もしかして撮影時は30代ですよ。恐れ入りました。