ないまぜ日記

映画、海外ドラマ、音楽、その他諸々、ないまぜ日記

キングスマン

コリン・ファースのアクション、意外にも様になっていて非常に驚きました。長い脚を振り回すと絵になりますねー。それに撮影前にかなり鍛えたのでしょう。「ブリジット・ジョーンズの日記」に出演する際にぐーっと体重を落としてスラリとしてからはこの体型を維持しています。偉いですなー。背中に物差しを入れてるように姿勢が良いのでスーツが嫌という程良く似合います。惚れ惚れ。撮影もロンドンのあちこちでされていてお馴染みな風景が登場します。中でもローサム・パークは良く映画やドラマで登場しますが本作にも登場しています。私にはヘヴンスワース・ホテルとして脳に刻み込まれている。

コリンは役名がハリー・ハートでした。スパイなら名前はハリーしかない(笑)。眼鏡かけてます。つか、キングスマンはみんな眼鏡。これは「ハリー・パーマー」シリーズへのオマージュなんでしょうか。ハリー・パーマーを演じたマイケル・ケインも勿論のこと、この映画で眼鏡をかけてます。1960年代当時、健康保険で購入できる眼鏡があの有名な黒縁眼鏡だったそうで、つまり、保険で買える眼鏡しか買えないくらいお金を持っていない「ハリー・パーマー」だったというわけです。ジェームズ・ボンドは実家はお金持ちだし、月給以外にギャンブルで儲けてますから基本お金持ち設定。これと対極にいるのがハリー・パーマー。お金持ちvs貧乏人。伝統的にスパイというのは良いとこの坊々がなるように決まっていて、そこへ労働者階級育ちが入り込んで波乱を生む、という設定も「ハリー・パーマー」と「キングスマン」は同じです。ジェームズ・ボンドへの入れ込みようも相当なものがございますよ。爪先からナイフが飛び出す靴とかライターとか、夢のあるガジェットがボロボロ登場。

とても面白かったです。悪趣味全開の頭が吹っ飛ぶシーンとか大笑い。でもなんかちょっと納得できないのはハリー・ハートの死なせ方。もうちょっとなんとかならないんですかね・・・。それ以外は猛烈な悪趣味で楽しい。コリンとマーク・ストロングがスパイ映画で再共演というのも興味深いですね。「裏切りのサーカス」ではあの二人が「例のありがちな関係」でございましたから、二次創作するまでもなかったわけで(笑)。

パグの名前をJBにした理由でクスッと笑えますが、これ予告編でも掴みとして使われていました。ジェームズ・ボンドでもなくジェイソン・ボーンでもなくジャック・バウアーだったなんて。気がつかなかった(笑)。それにしても、予告編に全てを盛り込むのは本当に止めたほうが良いと思います。

冒頭でジャック・ダヴェンポートが登場して喜んでいたらあっという間に縦に真っ二つにされ、モンタージュ写真で登場した時は、2分割にされた死体を繋いだセルフモンタージュとでも言えば良いのか、サービスショット的に再登場。贅沢な出演の仕方です。美味しい(笑)。マーク・ハミルを見ると、大丈夫、君にはオビワンが付いている!と安心してたら頭が吹っ飛んで本気で驚きました。

主役のエグジータロン・エガートンは超絶アクションが付け焼刃には見えないし、コリンのアクションも安心して見ていられる。アクションが下手だと違う意味でハラハラしますよね(笑)。スパイ映画が好きな人は楽しめる映画だと思います。特にエゲレスもの。暗号名は番号ではなくて円卓の騎士。でもランスロットだとちょっと気が引けるー。

しかし私は言いたい。
この映画で最強なのはマーク・ストロングだと!
なんたって名前がつよし。
自分の武器は死んでも貸さない。
加えて暗号名はマーリン。
魔法まで使える。