ないまぜ日記

映画、海外ドラマ、音楽、その他諸々、ないまぜ日記

ファンタスティック Mr.FOX

グランド・ブダペスト・ホテル」を密林で購入しまして、ついでに未見だった今作も購入したのであります。
フォックス氏が主役で20世紀フォックスが配給というのにまずクスッときました。

ロアルド・ダールの原作をウェス・アンダーソンが映画化する。しかもストップモーションアニメーションで。アンダーソンは第二のティム・バートンの道を歩むのかな(笑)。バートンよりアンダーソンの方がもうちょっとインテリ臭いですね。

声の出演が大変豪華でアンダーソン組がゾロゾロ。そしてそしてマイケル・ガンボン! 狐氏を演じるのがジョージ・クルーニーで狐夫人がメリル・ストリープ。でもなんかちょっと違和感があったなぁ。クルーニーの声が狐っぽく聞こえないというか、狸っぽいというか。ウィレム・デフォーは鼠そのものに聞こえたのに(笑)。

野生動物なんだけど、妙に人間臭い動物達が面白いです。いずこの親も子供には悩まされるし、いつまでも精神年齢が低いままの夫に怒りが湧き上がる妻とか、とても人間臭い状況に思わず苦笑いが出ます。それはダールの原作に描きこまれたことなんでしょうか。でもご飯を食べるときは野生に戻る。人間臭さと野生動物の間を行ったり来たりする動物達が実に可愛らしい。人間が野生動物でないのは社会性を持っているからだ。ライオンからすれば人間も野生動物と変わりなく、楽しむ為に俺たちを檻に閉じ込めるなんて人間とはなんと野蛮で非社会的なのだ!と思っているかもしれない。

ストップモーションアニメーションにもかかわらず実写でのアンダーソンの撮り方と同じである事に驚きました。こんなカメラの動きをさせるなんて、と何度となく突っ込みました。なんて面倒臭い監督なんだろう。素晴らしいけど、アニメーションの製作側にとってはやりがいはあるけど死ぬほど大変だったろうなーと(笑)。二度とやりたくないと思わないで欲しいです。

番犬達が睡眠薬入りのブルーベリーを食べると目がバッテンになってぶっ倒れるところで必ず爆笑してしまいます。カイリのイッちゃてる目も大好きです。実に表情が豊かですねー。それにしてもまー、アンダーソンの拘りが詰まりに詰まった映像です。本当はもっと滑らかな動きが出来るのに敢えてぎこちなく見えるように作り込まれたところまで含めて、全てアンダーソンの思い描く通りに美術も衣装も隅から隅まで作り込んであります。実写よりアンダーソンにはアニメーションの方が合っているのかも。

ピーティーが気になりました。この怪しい人はなんだろうと。で、声を担当しているのがジャーヴィス・コッカー。あれ、なんか聞いた事ある名前だけど、誰だっけ? と調べていくうちにPULPの「コモン・ピープル」に辿り着きました。あー、このミュージックビデオ見た事あるよ!っていうか、狐氏達が下水道から行き着いた巨大スーパーの映像、「コモン・ピープル」と同じじゃん(笑)。