ないまぜ日記

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名探偵ポワロ「カーテン〜ポワロ最後の事件〜」

デヴィッド・スーシェのポワロが遂に完結しました。
偉業です。素直にすごい。ポワロものの長編を全てドラマ化出来るなんて役者冥利に尽きるでしょう。これでジェレミー・ブレットが成し遂げられなかったシャーロック・ホームズ全作品ドラマ化の夢を代わりに果たす事が出来ました。iTVも意地になってたと思うよ(笑)。

「カーテン」は中学生の頃に読みましたが、ポワロが死ぬ事意外はキレイに忘れていました。唯一強烈な記憶はポワロがカツラを被っていた事でした。が、スーシェのポワロは当初から禿げ頭を晒していて、今更ヅラは不自然だけどどうするのかなーと思っていたら髭が付け髭って事になっておりました。それも驚くよな。

ポワロの最終回にフィリップ・グレニスターが出演していたのは分かっていたので余計に見たい作品でした。ここ数年はミステリーを描く事よりもポワロを演じるデヴィッド・スーシェの演技を見せる事に重きを置いていたと思います。だからなのか、ちょっと説教臭い感じがしなくはなかった。そして吹替の熊倉一雄の衰えを強く感じていたのですが、声の衰えがポワロの死と相まって痛々しい。実に劇的な効果をもたらしました。

見たかったフィリップは役不足というか、まるで面白味のない登場人物でなんとも勿体無い。珍しいタキシード姿を拝めただけ良かったのかも。一番の見所はヒュー・フレイザーの復帰でしょうか。「ビッグ・フォー」で登場した時は正直、動揺しました(笑)。まだ早いぞー、「カーテン」までとっておかないと!と思わず口から出ました。ミス・レモンもジャップ警部も再登場。ファンサービス満点の最終シリーズでありました。

名探偵ポワロ」のシリーズは字幕版で見た事がなかったので、ミステリーチャンネルで字幕版が放送されるのは楽しみになりました。原作で面白かったと記憶していた「ABC殺人事件」はドラマ化されたものもとても面白くて、アレクサンダー・ボナパルト・カストを演じたドナルド・サンプターが大好き。サンプター氏は映画やドラマでちょくちょく見かけてつくづく良い役者だと思っていたのです。どこかですごく良い演技をしていた作品があったけれど何だろう???とここ数年、見かける度に思い出せずモヤモヤしていました。それがクリスティ特集のお陰で放送された「ABC殺人事件」を見たらあっさり解決。母に大それた名前を付けられた男、アレクサンダー・ボナパルト・カスト役だったのでした。霞がかった記憶がすっきり晴れて気分も晴れ晴れ。