ないまぜ日記

映画、海外ドラマ、音楽、その他諸々、ないまぜ日記

ミステリー in パラダイス/シーズン3

ベン・ミラーからクリス・マーシャルに主役が交代してからどういう展開になるのか気になっていましたが、直球勝負できました。

リチャードとカミーユの関係が発展しそうで発展しないという王道を歩んでいてそこが面白いところだったわけですが、今度はハンフリーがカミーユに片思いするという展開です。しかもシーズンの最終話でその片思いをフィデルに告白するっていう念の入れ様(笑)。リチャードを忘れ難いカミーユに片思いするハンフリーというのがシーズン4で展開されるのでしょうか。面白くなってきました。

シーズン2まではカリブ海で起こる殺人事件と言っても地元の人が中心人物ではなくて大抵は観光でイギリスからやってきた人達でした。カリブ海の常夏の島に不慣れな、いつも天気の悪いイギリスからやって来る人々が右往左往。ところがシーズン3では地元の人が多くなってきました。それでも海運王の娘とか画廊の経営者とかで庶民的ではありません。動機はお金絡みじゃないと物語が重くなっていけません。常夏の島で起きる殺人事件には洒落にならない重苦しい動機は似合わない。

相変わらずトリックが良い意味で古典的で安心して見ていられます。第3話に登場するトリックが好きです。贋作を見破るのはいつも素人というのは本当に古典的ですが、見破った理由をどうするかで興醒めするかどうか決まります。今回は退屈過ぎて眠気の来る旅行手引書が鍵という観光地カリブならではでした。トリックも楽しくて更にクリス・マーシャルの見事なコメディアンっぷりが存分に生かされてドタバタした笑いも提供してくれる。娯楽作品として完成度が高い。ベン・ミラーの笑いは基本が皮肉から始まるのでドタバタした笑いではなかった。カリブ海にいながら眩しい太陽も海も楽しめないリチャードの存在そのものが皮肉で可笑しかったわけですよ。あー、リチャードが懐かしい。カミーユの言葉に見る側は皆、共感したでしょう。

ドウェインが面白くて大好きだ。演じるダニー・ジョン=ジュールズはどこかで見た気がするんですけどIMDbで調べてもこれだ!というのがなくて、一体どこで見たのだろう。リチャードがいなくなってドウェインの存在感が増した気がします。ドウェインの一貫して享楽的・女好きという個性が際立っているお陰でドラマの本質がぶれないというか(笑)。ドウェイン、どんだけ女好きだよ。

主役交代が巧くいってめでたし、めでたし。