ないまぜ日記

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ホビット 竜に奪われた王国

公開初日に近所の映画館で鑑賞してきました。せっかくなので3Dで見て見ようと思ったら、3Dはまさかの日本語吹替え・・・。とっとと2Dにしました。日本で映画を見ると静かで良い。誰もメールしないし喋らないし。日本に帰って来て良かった。もう邪魔なアラビア語字幕なんか見なくてすむなんて嬉し過ぎる。

短調!!!

短調の音で始まるとは、まるで予想していませんでした。そしてこの短調で始まる重々しさは全編を通して貫かれていたのです。本当に意外でした。原作よりも陰鬱で重苦しい映像になりそうなのは予告編を見ても分かりましたが、正直ここまでひとつの指輪の邪悪な力を全面に押し出してくるとは思いませんでした。「LotR」の三部作への布石としての本作を非常に強く意識して作ってあります。トーリンがガンダルフと落ち合うのが躍る子馬亭だったのは嬉しい。ブリー村の泥濘んだ道をPJが人参バキッと食べて登場したり、躍る子馬亭ではアラゴルン登場シーンそっくりのシーンがあったり、エールを運んでるのはPJのお嬢さんだったり。

ビルボがじわじわと指輪に惑わされてゆく様を随所に描写してあります。疑心暗鬼になっていくトーリンの変化を心配するバーリンも描かれていましたが、これが効果的で見事でした。リチャード・アーミティッジは悪役を演じるのが楽しいという人ですから、葛藤を演じるのはお手の物です。ビルボが指輪の邪悪な力に導かれて自分の心に芽生える粗暴さに戸惑うところなんて、つくづく巧い。暗黒面に落ちてゆくアナキンかよ!と心の中で突っ込んだ。マーティン・フリーマンのビルボの演技は本当に非の打ち所がない。素晴らしくて溜め息が出ます。

スランドゥイルも意外と出番が多いです。いやー、リー・ペイスの眉毛が目立ちますねー。優雅な立ち居振る舞いや姿形とは裏腹に強欲で暴力も辞さない権力者を表現するのにあの眉毛は有効ですねー。ところで息子のレゴラスの事ですが。私はオーランド・ブルームにまるで興味がなく、レゴラスにも思い入れがない。なので主役みたいな顔でパンフレットの表紙に登場しているのが鬱陶しいし、何かと言うとレゴラスを全面に出して宣伝で多用されるのも癪に障る。レゴラス谷間の国湖の町で大活躍するシーンが無駄に長いと思ったのは私だけなのでしょうか。早くバルドがどうなったか見せろよ!とか、キーリはどうなった?と心の中で叫んだのは私だけなのでしょうか。レゴラスが活躍する必要なんてこれっぽっちもねーだろー。レゴラスがカッコいいのはもう分かったからキーリの男純情なシーンをもっと見せてくれよ(笑)。

原作は全く女っ気無しなので「LotR」の時のアルウェンのように女性キャラクターが必要だというのも分かります。この映画での全くの創作であるタウリエルがどういう存在になるのか不安ではありました。キーリとのロマンスがありそうだというのも噂になっておりましたが、レゴラスに嫉妬させる展開になるとは(笑)。これも大変意外でした。意外づくしであっという間に終わってしまった。あそこで終わるのもまた意外でした。すごいところで終わってくれるわねー。ビルボは「やっちまったか!?」と最後に独りごちておりましたが、ほんっとに酷い事をやっちまいましたから(笑)。乞うご期待。

ところで、日本ではリチャード・アーミティッジの人気が盛り上がらないのはなんでなの?
あの美人さんにどうして気が付かないのか不思議で仕方が無いのです。
なぜだー。こんな(←)日本人受けする美人なのに(涙)。