ないまぜ日記

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The League of Gentlemen

このコメディは以前から見たいと思っていました。英国的な黒い笑いですからきっと好きなはずだと予想はしていました。見終わってからまたすぐに最初から見直した。それくらい面白い。コメディはシリーズを続けていくうちにマンネリ化して面白さが失速していきます。その法則はこのシリーズには無縁です。なんたってSeries3が一番好きだ。

主な出演者の三人が殆どの役を演じているわけですが、リース・シアスミスの巧さには参ります。メイクをしても目だけは変わらないので、特殊メイクに近いメイクでも意外と誰だか分かります。しかし、リースだけは分からない(笑)。本当に巧い。神懸かり的に巧い。

ティーヴ・ペンバートンは「ホワイトチャペル」で見たことがありましたから、あー、この人ってこんなにとんでもない役でも演じられるタブーのない人だったんだなーと感心しました。マーク・ゲイティスは最早説明不要の人になりましたね。しかしやはりリースの巧さには敵わないなー。リースの出演作はミス・マープル・シリーズくらいしか作品を見ていないのが残念です。「銀河ヒッチハイクガイド」は声の出演だけでしたし。

コメディとホラー。オタクな臭いがふんだんに漂っています。色々なパロディが詰め込まれているのですが、なんたってこのコメディは英国産です。ニコラス・ローグの「赤い影」を登場させないわけにいかないのです。S3でフワフワと風に舞って彷徨う赤いレジ袋をカメラで追うシーンがあります。「赤い影」みたいだなと思ったのですが、やはり「赤い影」だったのです。S3の完成度の高さは一言、ただただ素晴らしい。何も接点がないと思われたロイストン・ヴェイジーの住人達がS3で見事に収束していきます。鳥肌立ちました。元は舞台だったそうですが、TVシリーズになってから物語性を持たせたのでしょう。S3は笑いとホラーとミステリー、様々な要素が複雑に入り交じってとても新鮮です。伏線の張り方が巧い。この巧妙さはゲイティス氏の真骨頂なのでしょう。「SHERLOCK」にも繋がります。

好きなキャラクターは色々ありますが、パパ・ラザルーですかねー。強烈過ぎて思う存分に暴れてくださいと言いたい。獣医のチナリー氏も好きだ。動物を愛する心が空回りするところに大変共感できる。そして動物への愛情が報われないのは呪いのせいだったなんて。あーなんて可哀想(爆笑)。クリスマス・スペシャルでチナリー氏のご先祖が登場して呪いの謎が明らかになります。

伝説のように面白いコメディとして知られている作品です。これほど面白いのでは伝説になるわけだ。日本でもDVDが発売されていたのですなー。高くて手が出ませんが、英語字幕で見たので意味が分からないところが大量にあります。いつか日本語字幕でも見たい。