ないまぜ日記

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インドへの道

デヴィッド・リーン監督作ではありません。

ドバイにはインドからの出稼ぎ労働者が大勢います。そして、インド系の人は布関係の商売をする人が多い。生地を売る店や服の仕立てをするお店と様々です。基本的にインドの女性の民族衣装サリーやパンジャビドレスはオーダーメイドらしい。既製品もありますが、オーダーする人が多いそうです。

昔から木版印刷のインド綿が好きでした。シーツ、カーテン、ソファーカバー等々、色々使ったものでした。ドバイに来たからには布を買わねばなるまい!と意気込んでいたのはもう3年近く前です。どこのスークと言わずスークへ行けば生地屋はいくらでもあります。それこそウジャウジャ。サリー着尺用としてまとめて売ってあったり。とにかく目がチカチカするような色鮮やかな布で溢れかえっています。

気に入るものが全然ないのです。色と良い柄と良い、インド系やアラブ系の女性が好むものはとにかく派手で日本人の私からみると、ただただケバケバしく、良いものであっても成金趣味で下品に見える(汗)。しかも木版印刷の布なんてどこにもない。

木版印刷の生地がないってどういうことだ!!!
インド人なにやってんだ!!!

結局、持っていた生地の端切れを持って、ドバイの繊維街で聞き込み調査を行いました。デブにとってドバイの仕立て代の安さは天の恵み。まずは、仕立てを頼んだ事のあるお店でその布を見せて、こういう布を売ってるお店を教えてくれない?と頼みました。しかし、教えてもらったお店へ行ってもなかったのです。だいたい木版印刷というのが通じない。"Wood block printing"やら"Handmade printing"と言ってもそんなもんねーよの答えしか返って来ない。

最初のお店でここへ行ってみたら?と言われ次の店へ行ってみましたが、やはりない。そして木版印刷が通じない。木版印刷の布を探している人間に意気揚々とお薦めの生地だと言って持って来たのはデジタルプリントでした。もうその兄ちゃん、さも自分が作ってでもいるように「これデジタルプリントだぜー。すげーだろー。これを買えば間違いないよ!」と絶賛の嵐。私の好みと対局にある物を持って来られた挙げ句、デジタルプリントでダメならこれ!と言って持って来た生地は「日本製だぜー。品質最高だぜー!」というまさかのメイド・イン・ジャパン。

意思の疎通などまるで出来ないと諦めて帰ろうとしたら、別のお店を教えてくれたので行ってみました。が、以下同文。これを5店舗くらい繰り返しました。止せば良いのにクソ暑い9月でした。ドバイに来て早々でまだやる気があったのだ(笑)。この不毛な会話を5店舗繰り返した末に、ここへ行ってみたら?と言われたのが最初に訪れた生地屋でした。双六で振り出しに戻ってしまったのです。

結局、ドバイでは全く見つかりませんでした。最近になって行ってみた仕立て屋さんで私が持ち込んだ生地を「これ、どこで買ったの? Satwa?」と聞かれました。Satwaというのはドバイにある生地屋が並んでいる通りです。持ち込んだ布は日本で買った木版印刷のインド綿だったので、その旨説明すると、ドバイにはこういう生地が売ってない!とちょっとご立腹のご様子。インド人もそりゃー怒るのさ。伝統のある品質の良い生地なのにドバイじゃ誰も売らないなんてさーー。

溜飲が下がった。
今度から仕立てる時はこの店に行くぜー。


オンラインショップのご紹介

ヒューモンガス
ちょいと変わった名前の生地屋さんが日暮里繊維街にあります。木版印刷の生地が色々あって、どれを買おうかいつも迷いに迷う。インドの品質管理のゆるさを楽しめる余裕が必要かもしれませんが、そこに味わいがあるのだと思っている! ボタンなども個性溢れるものばかりです。

タカシマ
貝ボタン専門のお店が浅草橋にあります。日本製に拘った高品質の貝ボタンがずらりと揃っています。眺めているだけでも楽しい。