ないまぜ日記

映画、海外ドラマ、音楽、その他諸々、ないまぜ日記

Hitchcock

機内上映(英語字幕)で鑑賞。

「Lincoln」と違ってアルフレッド・ヒッチコックの事は多少なりと知っているので、英語字幕でも話に置いていかれることもなく最後まで非常に興味深く見られました。アンソニー・パーキンスを演じるジェームズ・ダーシーのそっくりさん具合が強烈だったので非常に楽しみだったのですが全く期待を裏切らない。素晴らしい! 「クラウド・アトラス」でQちゃんことベン・ウィショーと恋人役という事からもあちらの方々へ影響を及ぼしているらしく、このブログにもその手の検索語で辿り着く方がいらっしゃいます。ある意味微笑ましい(笑)。そっくりさんといえばジャック・ダヴェンポートとジェームズ・ダーシーどっちがどっちか分からなくなることがある・・・。

アンソニー・ホプキンスは毎度の事ながら見事に特殊メークの力とヒッチコック独特の喋り方を駆使してなり切っていましたが、ジェームズは特殊メイクなんかまるでなし。コンタクトレンズや髪の色を変えたくらいでしょう。すごい。このキャスティングを思いついた人がすごい。

アンソニーPという人はアイドル路線の人気俳優である事に飽き足らず、ヒッチコックの「サイコ」に出演してその後の人生を狂わせてしまった可哀想な人です。可哀想だけど役者としては強運の持ち主で幸せだったと思う。あんな一世一代のはまり役を掴めるなんて役者冥利に尽きるでしょう。

興味深いのは実際のアンソニーPがマザコンだったという事です。アンソニーPがヒッチコックに小さい頃、母との絆が強くて父が死んでしまえば良いのにと願っていたら本当に父が死にずっと罪悪感を感じている、というような告白をするんです。それを聞いたヒッチコックがにやーーーーーーっとするところで吹き出しました。おっかしーーー。トラウマさえも映画のためなら利用するのを厭わない。芸術家はサディスティックじゃなきゃできないものだよねー。

そしてこの映画、女優が素晴らしい。スカーレット・ヨハンソンはどの映画に出ても同じにしか見えないけど・・・。ヘレン・ミレントニ・コレットが魅せます!