ないまぜ日記

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Marple: A Pocket Full of Rye

ルパート・グレイヴスが放蕩息子役です。ごま塩頭じゃないと童顔だから本当に若く見えますね。しかし、アガサ・クリスティは女にモテる文無しの男をこれでもかと毛嫌いしています。必ず何か良からぬ事を企んでいる男としか描写しない。ま、だいたい世の中そんなものでしょうけども。女にモテたら勘違いするのも自然の流れでしょうし。それでも、個人的な恨みが影響してると強く感じます・・・。

アニー!と思わず呼んでしまったリズ・ホワイトも出演しています。マンチェスター訛りは封印されているので、なんだか魅力が半減している。のんびりした北部訛りがリズの最大の魅力なのかもしれないなぁ。

マシュー・マクファディンが若い頃のエロール・フリンに似ているそうです。ミス・マープルが言ってました。マシューも満更でもない様子(笑)。マシュー演じるニール警部にお世辞を言って喜ばせておいて捜査に首を突っ込んでも文句言われないように画策するミス・マープルです。

このシリーズは大胆な脚色が多いのに、このエピソードは私の記憶する限り原作にとても忠実な脚色でした。しかし、ニール警部を煽てるのにエロール・フリンの若い頃に似てますわね、オホホ、という台詞があったかどうか記憶にない。何しろマシューはエロール・フリンにまるで似ていない。長身だというところくらいしか似ている所がないのではなかろうか。エロール・フリンは典型的なハリウッドスマイルのちょいとニヤケた軽薄な色男ですから。そこが良いんですけどね。能天気な色男が楽しそうにロビン・フッドを演じるから面白いわけですから。と思って二人の画像を並べてみたら、意外と似てなくもないかもしれない(笑)。マシュー、クマのぬいぐるみが必要以上に似合っています。

クリスティらしい毒殺なんですが、マザー・グースの童謡に合わせて殺人が起きる。童謡って実は血なまぐさかったりしますからね。日本の童謡もそうだし。

原作を読んだ時にとても印象に残ったのはとんでもなく男運のない女の存在です。そういう人がいるんだなーと子供の頃は実感がありませんでしたが、確かにこういう人、います。ダメな男が好きというか、そういう男を引き寄せてしまう人。そういう人に限って善人だったりするのがまたやるせなかったり。