ないまぜ日記

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Spooks(MI-5)/S10,ep4

「Spooks」というドラマには禁忌がなさそうですが、ひとつだけあるとすれば子供だけは殺さないと言う事でしょうか。これまでも人質に取られた子供はいましたが助かっています。ルースの継子のニコもそうでした。このep4ではエリンの娘とMI5の情報源の娘も犠牲になりかけますが無傷で助かります。さすがに子供まで殺したら、いくらイギリスでも受け入れられないという判断なのでしょうか。しかし現実で犠牲になっているのは子供が多い。

以前乗ったエミレーツ便ではパキスタン系の若い男性がiPhoneコーランを熱心に読んでいました。原理主義というのはどんな宗教でも非常に厄介な人たちですが、原理主義に傾くのは子供が多い。尊い目的の為という甘い言葉でテロリストに仕立て上げられていく。そんな事をドラマや映画で描かれてもドバイに来るまでは遠い国の話でしかありませんでした。しかし、iPhoneコーランを読む少年と言っても良いくらいの若い男性を見てしまうと、それが実際に起こっている事なんだと思わずにいられない。

偉そうな事を並べていますが、要するにドラマの事をあまり書きたくない。なぜならハリーとルースがうまくいかないのをこれ以上見続けるのに嫌気が差しているから! エレーナとサーシャがハリーの人生に唐突に戻って来てルースは動揺しまくりです。良く分かっている、知っていると思っていた惚れた男には、まだ知らないたくさんの秘密があって、何時の日かその秘密を思い知る時にどう思うのか。

お馬鹿なハリー。
あー、切ない(大泣)。

Harry : You do know me. You know all the important things.
Ruth : You stupid man. People don't love each other on a need-to-know basis, Harry.
Harry : I'm not sure that's always true.

人が理解し合うには、愛し合うには、重要な事だけで十分だと思うハリーに、必要最小限の情報じゃ駄目だと思っているルース。全ての場合に当てはまるとは思わない、と言うハリーが切なさMAXです。この二人のやり取り、最早スパイドラマではありません。完璧にメロドラマです。昼メロと言っても納得する台詞の連続。でもそれが安っぽくならないのは役者の演技力があるからだ。

さて、CIAのジム・コーバー。悪者決定です。
しかし、コーバーは最期まで嘘は吐いていませんでした。
脚本家は巧くミスリードしていきます。
いやもーね、疲れますよ、この展開は。

なんだか余りにも切ないので、切なさついでに最近「つぐない」のサントラを聞きながら寝ます。夢で大泣きしそうなくらい切ないです。ダリオ・マリアネッリのメロディを作る才能は凄い。なんだよ、もー、この美しく胸に染み入る調べは。ミア・ワシコウスカの「Jane Eyre」もマリアネッリの音楽がなかったら、きっと魅力半減だったと思う!