ないまぜ日記

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Spaced

ぎゃははははは。
あーー、可笑しかった。
このコメディはとにかく一言で良いと思う。
可笑しい!

可笑しいという言葉に含まれる色んな意味が全て揃ってる。狂ってるとか、異常だとか、奇妙だとか、笑えるとか、滑稽とか、怪しいとか。

サイモン・ペッグがウェイターだった親友のニック・フロストをズブの素人にもかかわらず、自分が主演のコメディに出演させるという暴挙に出た。それが大ヒット。監督のエドガー・ライトは素人を出演させるのは賭けだったと思っていたそうですが、その賭けに見事に勝ったわけですなー。

出てくる人間は大人になれない大人たちばかりです。スター・ウォーズおたくのティム、ライターになりたいけどタイプライターにはいつも真っ白の紙しかないデイジー、絵に描いたようなエキセントリックなアーティストのブライアン、片時もタバコと赤ワインを手放さないティーンエイジャーの娘に手を焼く大家のマーシャ、戦争オタクのマイク、ファッション・ファシストのトゥイスト。

妄想と現実の区別が辛うじて付いている人たちばかりです。あー、こんな気持ちが良く分かるなんて。私もかなり危ない人間だったんだなぁ。今更痛感してるの遅いかも。良いけど、別に世間に迷惑はかけてないから。

Series 1では映画関係の小ネタがこっそり出てきます。赤いコートを着た小さな後ろ姿が登場します。「赤い影」だーーー。イギリス人は本当に「赤い影」が好きですよねー。あのオチには正直参りました。Series 2では丸ごと一話がマトリックスになったりしています。マトリックスヒューゴ・ウィーヴィングが演じたエージェント・スミスをマーク・ゲイティスが楽しそうに演じておちょくってますし、S2/ep1にはジョン・シムも登場します。

このコメディシリーズがヒットしてサイモンとエドガーとニックまで映画に躍進して行ったわけです。ガキ臭いチャンバラごっこが好きな野郎どもが映画でも同じようにごっこ遊びで大暴れ。でも違うのは野郎だけで仕事しているとやり過ぎてしまうことがあるってことです。「Spaced」にはジェシカ・スティーブンソンがいたから、ガキ臭い野郎どもを一歩引いて見ている視点があったから、奴らの何が可笑しいのか鋭く突っ込んでました。まー、野郎どもよりぶっ壊れてる時も多いですけど。

ティムが「スターウォーズ/ファントムメナス」に余りに失望し絶望し自暴自棄になっているのを冷めた視線で見ていたデイジーが可笑しくて仕方ない。ティムの気持ちもデイジーの気持ちも、どちらも分かるだけに尚の事です。「ファントムメナス」の仕上がりに一年半経っても憤っているティムは「Spooks/S10」のラストに半年経っても落ち込んで納得できない私と同じです。ティムの気持ちが痛いほど分かるぜ、ちくしょーーー。

英語字幕で見たので面白さが理解できてないところが多々あります。これって日本でもDVDが発売になってるんですね。逃した面白さを拾いたいから日本語版も見たい。