ないまぜ日記

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The Pillars of the Earth/大聖堂

ドバイ・モールのヴァージン・ストアに行ってみたら「The Pillars of the Earth」が新入荷コーナーに置いてありました。思わず買ってしまった・・・。

ピーター・ファースが続編「World Without End」に出演するので早く見ておかないといけない。続編と言っても物語の続きと言うわけではないそうで、別に見ないでも良いかと思いますが。いやいや、世界観を掴んでおかなければなりません。というか、ヅラのピーター見たさにDVD発売になったらさっさと買ってしまいそうなので。

続編の方を先に見てはいけぬ!
順番は守らなねばならぬ!!
善は急げ!!!

ピーターの為なら言い訳はいくらでも用意してあるのだった。

見始めて分かったのは私が購入したドバイで売られているDVDからはお色気駆逐省によってラブシーンがカットされているという事実です。いや別にカットされていても良いですけど、別にお色気は必要としてないので。でもね・・・、このシーンの間に重要なセリフがあったらどうしてくれんだよ!!! それでも見始めたら怒涛の展開で面白くて、引き込まれて一気に見ました。宗教用語とか分かり難くて大変でしたが。とにかくてんこ盛りの内容なので、これを8話でまとめるのは大変だったと思います。お金も半端なくかかってますし。

英語字幕で中世の物語なんて無謀でした(汗)。王位継承で乱世の世の中です。無政府時代ですよ。権力の中枢にいた教会と王や王の嫡子に庶子爵位を手に入れようともがく貴族と入り乱れています。何が何やら良く分からん。英国史に詳しいわけでもないので、あ、あれ? ウィリアム征服王ってヘンリー1世の父ちゃんなんだっけ・・・、とか状況が把握できないのでかなり面喰いました。「修道士カドフェル」の時代背景が同じだったのか、と先ほどウィキペディアを読んで分かったくらいです・・・。そんでもって女傑として有名なリチャード1世の母ちゃんとモードがごっちゃになっていたので余計こんごらがってしまった(笑)。

主人公は紛れもなくウェイルラン(イアン・マクシェーン)でしょう。なんですか、この悪党は。悪いやっちゃなーーー。どうしてこんなに悪い奴になったのか、その過程が描かれてないので、あれ程の上昇志向の動機が今一つ分かりません。原作にはその辺りも描写されているのでしょうか。勧善懲悪ではなく、人が何か良くない事をするのには何か理由がある的な描かれ方をどの人物もしていたのに、ウェイルランだけは根っからの悪党です。もうそれは清々しいくらいの天晴れな悪党っぷり。これほどの聖職者の悪党は「三銃士」のリシュリュー枢機卿くらいじゃないですかね(笑)。

←はリシュリュー枢機卿だと言い張るインチキ野郎(マイケル・ペイリン@モンティ・パイソン)

ドナルド・サザーランドの出演が見たかった大きな理由でした。それなのにドナドナ・・・、あっという間に殺されちゃうし。え、こんだけ??? そうなの??? エディ・レドメインはまたしても繊細な男を演じています。大聖堂を燃やして破壊しても、因果は巡り、最終的には建て直して完成させることになるあたり、大河ドラマとして相応しい終わり方ですね。

修道士の一人、ウェイルランに脅されて利用されるリミジアスを演じるのは、なんとアナトール・トーブマンでした。あらーーー、嬉しい再会です。「007/慰めの報酬」のエルヴィスが大好きだったんですよ。

修道士フィリップを演じるマシュー・マクファディンはこの撮影の時、かなりぷくぷくで首の後ろがムチムチしてる。可愛い(笑)。『この色男は誰なの?』と聖職者に向かって色男と臆面もなく言い放つモードに面喰っているところなど、世間知らずなお坊ちゃん修道士がとても似合っていました。ということは、聖職者だけど男前という設定なわけですよ、このフィリップは。信者の女性に惚れられて大変だったみたいなエピソードがあったら面白かったのに(笑)。マシューはこういう人の良い役が似合います。善人なのにその善意を悪人から利用され陰謀に加担させられるというのも見どころでありました。そしてやはりあの声はほんとにうっとりします。滑らかで温もりのある低音。祈りを捧げるマシューはほんとの聖職者みたいだったなぁ。こんな聖職者みたいな顔して他人の嫁を略奪しちゃうわけですから、男は分かりませんねぇ(笑)。略奪したキーリー・ホーズとは仲良くやってるようなので、このまま離婚しないでほしいものです。

このドラマのヒロインがヘイリー・アトウェルです・・・。おっぱいはデカいんですけど別嬪じゃない。別嬪じゃなくても良いんですが、視線がロックオンするような魅力を感じなかったんです。何しろ運命の女なのでもうちょっとなんかこう・・・。弟のリチャードは可愛いのに。ヘイリーが伯爵令嬢に見えないので困りました。父ちゃんを殺されても伯爵の地位を取り戻すと誓ってその誓いを果たすあたり逞しさでは文句なしだったんですが、男3人に惚れられる運命の女に見えないのがなぁ。大聖堂の天井が崩れ落ちてきても、瓦礫の下敷きになっても一人で子供産むくらい生命力に溢れていたのは確かです。あいつならやりかねん!と思わせる力強さはあった(笑)。

強烈に気味の悪いこの一家がかなり好きです(笑)。
度胸がなく無能な上に上昇志向の強い父、度胸満点で小賢しいのになぜか信仰心が強いため地獄を恐れる上昇志向の強い母、母の支配に甘んじる下半身でしか考えられない上昇志向の強い息子。
これ以上ないくらい悪趣味な家族です。母が一番グロテスク。でもなんだかセクシーな母。

これで準備OK!!! ピーター出演の「World without End」いつでも来〜い。