ないまぜ日記

映画、海外ドラマ、音楽、その他諸々、ないまぜ日記

一本で二本分

前半と後半とでまるで違う映画を見てるような、一本で二本分の映画を見たような楽しみ方ができる映画がたまにあります。

例えば「フロム・ダスク・ティル・ドーン」は良い見本。
前半はジョージ・クルーニーとタラちゃんという、絶対あんたたち親が再婚した連れ子の兄弟よね!っていうくらい赤の他人にしか見えない兄弟の逃避行。なかなか渋いロード・ムービーの前半は「Be cool!」が決め台詞のジョジクルがクールなんですが、後半になると突然スプラッター・ホラー。サルマ・ハエックが出てきた時にスイッチがカチッとなる音を聞いた気がする(笑)。

前置きが長くなりました。
10億ドルの頭脳」の事を書きたかったんです。ハリー・パーマー・シリーズは007へのアンチ・テーゼが作品の核になっているわけです。前2作はこの核をきっちり守った作りでサラリーマン・スパイの世界を描き出してとても面白かった。で、この3作目ですが、ケン・ラッセル監督なんで予想だにしないシーンが満載なのは覚悟していたんです。でもね、こんなに後半から違う映画になっちゃうの?っていうくらいね、違うんです。後半はまるで007なんですよ(笑)。しかも、007みたいに資金潤沢ではないんで湖の氷とかが、「あーーーー、それは氷には見えませんけど、氷っていうことで良いんですよね?」と見る側が気を遣って脳内変換しなきゃいけないとか・・・。ま、別にそれは大したことじゃないんですけど。ストック大佐がまた出てきて相変わらず大笑いしてて楽しかったし、ケンちゃん映画のお約束、全裸で無邪気にはしゃぐシーンもあったし。マイケル・ケインが脱ぐのを躊躇していると「イギリス人らしいことはやめろよ〜♪」とか言われるし。

ばかばかしくて最高。

カトリーヌ・ドヌーブも「ねえちゃんには敵わねぇ」とか思っていたという、カト姉のフランソワーズ・ドルレアック。綺麗でした。これが遺作なんですけど、25歳で自動車事故ってねぇ。美人薄命とはよく言ったもんだ。
← やっぱり姉妹だなぁ、目が似てる。

私は長生きしそうだなぁ・・・。

そうそう、英語字幕が付いてないかと思いましたが、ちゃんと付いてました。
良かった(笑)。