ないまぜ日記

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夏が来たらしい

三日前、気が付くと蝉が鳴いていた。

みーんみんみんみんみーん

アブラゼミだ。

クマゼミではない。

良かったー。

 

youtu.be

 

住んでいる賃貸マンションは最上階にオーナーが住んでいるようで、元はかなり大きな敷地であったらしく、結構な高さに成長した庭木が敷地の境に何本もある。ケヤキとかセンダンだと思うのだが、木に詳しくないのではっきりしない。

 

引っ越して来たのが11月で葉が落ちていく頃だった。今では青々と葉が茂っている。忘れていた。蝉だ。蝉がくる。煩かったらどうしようと思ったのだが、一向に蝉が鳴かない。

 

三日前の朝、蝉の鳴く音で目が覚めた。祝日で休みだったので8時過ぎまで寝ていた。そこに蝉が鳴いた。気の早いのが一匹だけ鳴いていたが、すぐに鳴きやんだ。日毎に数が増えてきた。が、所詮はアブラゼミだ。クマゼミの鳴き声の猛襲に比べれば可愛いもんだ。

 

夏が来たらしい。

お上から施し

先週某日、お上から二件の施しがあった。

 

ひとつは例のすったもんだした特別定額給付金、もうひとつは厚生労働省から雇用保険の追加給付金である。

 

私の居住区は5月11日から特別定額給付金のオンライン申請が始まった。その前の週にマイナンバーカードのシステムがダウンするとかしたとか、ニュースで見ていた。ただ事前にマイナポータルというアプリもインストールしログインできていた。5月11日にオンライン申請できないなら郵送にしようと始めてみると、意外にもあっさりと申請できた。

 

申請した翌日に「【ぴったりサービス】 電子申請データ受領のご連絡」という怪しげなタイトルで、手続きが受付けられた旨の自動配信メールが届いた。それから3週間ほど経ち、区から特別定額給付金の支給が決定しましたという書面と郵送での申請用書類が同時に届いた。オンライン申請をしても郵送用の書類は届くのだ。こんな事だから二重も申請したくなるだろうよ。つかオンライン申請したのに、給付額を決定したよと郵送で書類を送ってくるのは無駄じゃないか? それこそメールでお知らせしてくれよ。なんの為のオンライン申請か? 住民基本台帳のシステムとマイナンバーカードのシステムがまるっきり連携できないというのも考えられない。

 

私の場合、仕事はテレワークになり、連休前は時間に追われてテレワークで土曜や祝日出勤という有り得ない状況で、5月後半に振り込まれた4月分の給料はいつもよりかなり多かった。さすがに5月は祝日が多く振込金額は減る。にしても、給料は支払われる。特別定額給付金をもらうのはありがたいが、お金にはまだ困っていない。この先、どんどん不景気になっていくのは目に見えている。いま仕事を失えば再来月の給料はなくなる。その時に10万円では家賃と光熱費を払えば消える金額だ。

 

コロナ禍の死亡者数は罹患者の死者だけではなく状況を悲観した自殺者も含めると、とんでもない事になるかもしれない。PCR検査数が少ないと実際の罹患者数など推測すら不可能だ。

 

今年の1月だったか、厚生労働省からお知らせが届いた。大昔に失業給付をもらった時期が一度だけある。引越しに伴う離職だったのだが4ヶ月くらいはもらっていた。15年も前の話だ。厚労省のお知らせはその頃の給付額に誤りがあったというものだった。

 

そういや師走にニュースで見たなと思っていたのだが、自分が該当するとは思っていなかった。

つまり、失業給付金の決定は勤労統計調査によって決まるのだが、この統計がインチキだった、という事である。本来は統計データサンプルは抽出ではなく、一律全てのデータを基にする事だった。しかし、手間も時間もかかるからなのだろう、データは抽出されていたのである。統計というのは面白い。結果を操作できるからだ。極端に高い値と低い値は除外した方が現実に則した結果になる。極端な値は無視されるのだ。よくニュースで統計データとして示されるが、誰がどういう意図で取ったデータかで幾らでも変えられる。サンプル次第なのだ。

 

追加給付金の振込先を記入して書類を返送してから約半年、「シヨクギヨウアンテイキ」という見慣れぬ振込元から2,712円が振込まれていた。電報のように拗音が小文字にならないと実に読み難い。この金額を見て施しという言葉が真っ先に浮かんだ。お上からの施しだ。同じ日に、お上から二度も施しを受けるなど、二度と起きないはずだ。そう願う。

 

ギャラリー 其の三

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更に調子に乗っている。

食堂兼居間兼書斎兼寝室ギャラリー。

テーマはまた行きたい所。

 

ベルリンのチェックポイントチャーリーにはどうしてももう一度行きたい。ベルリンの壁のカケラがお土産として売られていると知ってから、必ず買おうと思っていた。チェックポイントチャーリー博物館に行けた時は本当に嬉しかった。当時まだ結婚していた私は、嬉しいと同時に私はまだ解放されないままだと悔いる気持ちがあった。離婚した今、東から西へ脱出した兵士の写真が、結婚からトンズラできた私と重なる。玄関ドアには、アスベスト飛散防止の為かガチャ玉に封印され売られていたベルリンの壁のカケラをぶら下げている。

 

海外旅行に行けるようになるのは、ワクチンが開発されてからだろうなー。どっか行きたいなー。

ギャラリー 其の二

トイレギャラリーを作ったら、調子に乗ってきた。

 

玄関兼廊下兼洗濯機置場兼台所兼脱衣所ギャラリー

 

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中央の絵葉書は撮影禁止の注意書きと毅然とした三毛猫女史の顔が素晴らしくてとても気に入っている絵葉書だ。気に入っている割に記憶が曖昧でアムステルダムで買った事は覚えているのだが、それ以上は思い出せない。

 

防水スピーカー

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お風呂で音楽を聴きたいと思い防水スピーカーを購入した。お手頃価格でもある程度の音の良さを求めた結果これになった。5000円くらいでこの音なら思ったより全然悪くない。迷彩柄、意外と可愛い。

 

「戦時中」という言葉がある。悪い事の枕詞のようだ。戦時下では灯火管制され空襲警報がなると防空壕へ逃げる。従わないと警防団という公務員なのか自警団なのか良くわからない曖昧な輩に指図されたりするわけだ。

 

本当に今が戦時中でなくて良かった。少なくとも人権は守られている。何しろ自粛要請なのだから罰則はない。人権を守ろうとし過ぎて緊急事態宣言の効果が薄れているのは事実だが。敵勢音楽を聞くけしからん奴だと通報される事もない。SNS上では警防団のような輩がウヨウヨいるようだ。精神的均衡というのは実に難しいものである。おーこわ。

 

今住んでいる部屋はユニットバスの排気口が玄関側にある。部屋が狭いのでダクトが短く、この排気口からユニットバス内の音が響く。昨夜ゴミを捨てて部屋に戻ってくると隣室の排気口から歌声が聞こえた。風呂で鼻歌を歌っているというより熱唱していた。山口百恵の「プレイバック Part2」だった。曲が分かるくらい意外と聞こえる。隣室は恐らく私と同年代の女性だ。知らなかった。隣は女性が住んでいたのか。うちに篭ると熱唱したくなるのは私と共通らしい。

 

あんなにダダ漏れするとしたら自分で歌うより歌ってもらう事にした。とはいえ、結局は一緒にジャニス・ジョップリンを歌ったりしている。ジャニスの「Summertime 」まさに熱唱なのである。

 

iPhoneをランダムに再生させていたら井上陽水の「傘がない」が流れてきて、さすがにちょっと洒落になってねーなと思い、湯船から慌てて出て止めた。自殺する若者が増えている〜♪って風呂では聴きたくないぞ。プレイバック、元い、プレイリストPart2でも作るか。

トイレギャラリー

旅行へ行くと絵葉書を良く購入する。如何にもありふれた観光地写真絵葉書も購入するが、写真ではなくポスターであるとか時代を感じさせるものが好きだ。博物館などで売られている絵葉書は面白いものが多い。

 

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ただ私はまるで筆まめではない。絵葉書を出す事もほとんどない。旅先から絵葉書を出す事はあるが、中央アジアの某国から絵葉書を4枚も出したのについぞ誰にも届かなかったのは今でも思い出すと口惜しい事この上ない。葉書を投函するより何か贈り物をする時に一言添えるカード代わりに絵葉書を使う事の方が圧倒的に多い。

 

その為、絵葉書は溜まり放題だ。引越しの時にかなり処分したのだが、それでもまだまだ売るほどある。実際、引越しの際に絵葉書を買い取ってくれるところがないか調べたが、コレクターがいるような戦前の絵葉書などでない限り引き取ってもくれなかった。

 

そういうわけで(どういうわけだ?)絵葉書を飾ろうと思い立ち、どこを飾るか検討を重ねた結果、まずはトイレという事になった。トイレは密室だ。独り暮らしの狭い部屋だからトイレ以外も十分に密室だが。

 

私は狭い所が好きだ。昔、出張で泊まった宿で十二畳の和室に寝た時は落ち着かなかった。宿に着いたのは夜の10時近く、既に布団が部屋のど真ん中に敷いてあった。常宿だったビジネスホテルが満室で泊まれず、探しまくってやっと空いていたのがその旅館だった。素泊まりで一人で十二畳の和室というのはあれっきりだ。布団を部屋の真ん中から床の間のほうに寄せて寝た。自分の感覚が小市民的な貧乏臭さだと思い知った。

 

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そういう貧乏臭い狭い空間好きにはトイレが自分仕様なのはとても快適だ。私はトイレに篭る事はない。トイレで本を読んだりするわけではないのだが、自分の内面を直視する場所ではあると思う。更に物理的に尻も曝け出している。内外共に曝け出す場所なのかもしれない。そういう意味では風呂も同じか。

 

そういう場所を好きなもので飾るのはなかなか気分が良い。最初は潔く季節に合わせて一枚だけ飾ろうと思ったが、結局ゴチャゴチャと何枚も貼ってしまった。お手軽にメンディングテープで貼っただけだ。トイレギャラリーはあっという間に完成した。

給食当番マスク

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「ただでマスクをくれてやる政策」の例のマスクが4月末に届いた。私の居住区は都内でも感染者数の多い区のせいで優先順位が高かったのかもしれない。意外と早いと思ったのだが、回収されたのじゃなかったか? 回収が間に合わなかったのか?

 

虫や髪の毛の混入もなく汚れもなかったのだが、色々不穏な品質状態の可能性があるので、とりあえずバラして洗濯した。ガーゼはマスクの裏地に、ゴムも材料に使おうと思う。貴重な材料である事は間違いない。そのまま使うとやはり給食当番のマスクなのだ。国会での首相を見れば一目瞭然。大人には小さ過ぎる。私のような二重顎には余計無理だ。洗濯は済んだが、どうにも作る気にならない(笑)。

 

初めて給食当番マスクを付けて国会答弁中の首相を見て「何考えてんだこのおっさん?顎が出てるだろうが。唾飛ばしてるだろそれ。何かの悪い冗談か?」と思ったものだが、確か翌日に「ただでマスクをくれてやる政策」を発表した。自信満々の政策を発表する布石というか伏線というか、「あー、首相が付けてたあのマスクはこの事だったのね!」と国民が負に落ちて首相礼賛の筋書きを書いていたのだろう。

失笑を誘うとは予想だにしなかったのだな。なんだか哀れな佇まいだ。裸の王様というか、革命というより最早クーデターだったと思うがルーマニア革命で群衆を目の当たりにした独裁者というか。もう末期的としか言いようがない。

 

PCR検査数が圧倒的に少ない事が感染者の減少の足枷になっていると指摘する各分野の学者先生が出てきたようで、これで専門家委員会の方針転換がされてPCR検査が増えれば市中感染が減少すると期待したい。

 

リーダーシップを持った首相を求めるのは贅沢な願いなのだろうか。